
JRA「春白紙」から一転、タイトルホルダー復帰を喜ぶ声が続々! 「愛人」卒業でエフフォーリアに挑戦状

昨年の菊花賞(G1)を5馬身差で圧勝したタイトルホルダー(牡4、美浦・栗田徹厩舎)が、3月26日に中山競馬場で行われる日経賞(G2)から始動することが分かった。
前走は有馬記念(G1)に出走して5着に敗戦。その後、右後肢の不安により今春のローテーションは白紙と発表されていたものの、当初の予想を大幅に上回る回復を見せたため、早期の復帰に成功した。
管理する栗田調教師は「骨にも異常がなく意外と軽症だったし、治療もマッチしたようですね。元気も良く、順調に乗り進められている。阪神大賞典(G2)も候補にあったが、2度関西へ輸送しなければならないので、余力を持って本番に向かうために日経賞に決まりました」と説明している。
これにはファンから喜びの声が続々と寄せられた。
「タイトルホルダー復帰超嬉しい」「天皇賞・春(G1)間に合ったー」「ディープボンドとの対決」など、ネットの掲示板やSNSではお祭り騒ぎの盛り上がりを見せた。

その一方で、ファンが驚いたのは、復帰戦で手綱を取るのが横山武史騎手ではなく、兄の和生騎手とのコンビが継続となったことだ。
タイトルホルダーと横山武騎手との間には浅からぬ縁がある。初めてコンビを組んだ弥生賞(G2)では、シュネルマイスター、ダノンザキッド、ソーヴァリアントら強豪相手に撃破。秋のセントライト記念(G2)こそ、大事に乗り過ぎたこともあって直線で行き場を失くして13着に大敗したものの、本番で最高の結果を残して恩返しに成功した。
しかし、弥生賞制覇時に陣営から続投のラブコールもあったほど信頼されたとはいえ、横山武騎手には世代最強と呼び声の高いお手馬のエフフォーリアもいた。そういった経緯もあって、鞍上問題の発生した有馬記念はともかく、両者がぶつからないレースでコンビ復活を予想したファンも多かったに違いない。
「双方の陣営からすれば、一番収まりのいい結論だったと思います。長距離戦だけでなく、タイトルホルダーとの対決は今後もあるでしょうから。その度に誰が乗るのかとなるよりは、敗れたとはいえ有馬記念で好騎乗を見せた横山和騎手の続投は魅力です。
すでにG1を勝っている馬なわけですから、空いているときだけ乗る“愛人”みたいな扱いをされる馬でもないです。宝塚記念(G1)や秋のG1でも激突する可能性が高いわけですし、この決断は評価したいですね」(競馬記者)
そして横山和騎手の起用についても「和生で嬉しい」「兄の意地が見たい」「またこのコンビが見られるのは嬉し過ぎる」と概ね好意的な意見が見られている。
いまやトップ騎手の一人として競馬界を引っ張る存在となった弟だが、昨年キャリアハイとなる79勝を挙げて評価急上昇となった兄のG1勝ちにも期待できそう。これ以上ないパートナーを手に入れたからには、エフフォーリアに挑戦状をたたきつけるのみだ。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。
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