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JRA フェブラリーS(G1)今週も川田将雅から発せられた「悪い予感」!? 1番人気濃厚レッドルゼルに告げられた「重大な弱点」とは

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 20日、東京競馬場でフェブラリーS(G1)が開催される。現時点で単勝10倍以下が4頭、そして8番人気までが単勝10倍台と混戦模様だ。

 その状況で1番人気の支持を受けているのが、3枠5番のレッドルゼル(牡6歳、栗東・安田隆行厩舎)だ。

 前哨戦の根岸S(G3)を快勝して挑んだ昨年のフェブラリーSでは、4着に敗れるもメンバー2位タイの上がり3ハロンを計測。その後はドバイゴールデンシャヒーン(G1)で世界の強豪馬相手に2着と健闘し、11月のJBCスプリント(G1)でG1初制覇を成し遂げた。

 今年はぶっつけ本番での出走となるが、問題なさそう。16日の最終追い切りは栗東の坂路で行い、4ハロン51秒7、ラスト1ハロン12秒1の好時計をマーク。同コースで行った1週前追い切りも4ハロン53秒5、ラスト1ハロン11秒9であるため、態勢は整っているようだ。

 管理する安田隆師は「直行でここというのは予定通り。寒い時季は体調がいいタイプ。それに昨年よりパワーアップ」と、順調をアピール。どの馬に賭ければいいか迷うレースではあるが、状態が良好そうなら本命にするのもよさそうだ。

 だが、そこに待ったをかけるかのごとく、レッドルゼルの“とある”課題を指摘する人物が存在する。今回もパートナーを組む川田将雅騎手だ。

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川田将雅騎手

「1600mは長いと思っています」

 これはフェブラリーSの共同会見に出席した川田騎手のコメントだ。

 昨年のフェブラリーSは4着と好走しているが、マイルの経験は実はこの1回のみ。デビュー以来、一貫して1200m~1400m中心に使われている。

 実際、『スポーツ報知』が厩舎スタッフに距離延長について尋ねたところ「1年前より折り合いはつくようになっているので、辛抱してくれませんかね」と、回答していることからも、昨年4着とはいえ少なからずマイルへの対応に疑念を抱いているはずだ。

 そして、レッドルゼルの「距離不安説」に説得力を持たせているのが、紛れもなく発信源の川田騎手である。

 同騎手は先週の共同通信杯(G3)で騎乗したダノンスコーピオンについて、最終追い切りを終えた段階で「動きとすると、間に合っていない。いい頃の動きがまだできていない状況です」と、各メディアを通じて発言。結果として、ダノンスコーピオンは単勝5.3倍の4番人気ながら7着と初の大敗を喫した。

 調教に乗った人間だからこそ分かる「悪い予感」が現実になってしまった。そのため、今回の「1600mは長い」という発言もレースに何度も乗ったことのある川田騎手だからこそ分かる感覚なのだろう。共同通信杯の件も加味すると、レッドルゼルにマイルは想像以上に長い可能性が高い。

 果たして川田騎手の嫌な予感が的中してしまうのか。それとも陣営の思惑通り、昨年からパワーアップした能力でカバーできるか。答えは20日の15時40分に出る。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

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