JRA未来人の予言信じたリスナーが「2300万馬券」ゲット! 大物YouTuberの競馬配信で生まれた「規格外」の奇跡
20日、東京競馬場で行われた2022年最初のG1・フェブラリーSは、昨年の覇者カフェファラオによる連覇で幕を閉じた。
G1だけあって、普段は馬券を購入しないライト層も参加するなど大いに盛り上がったことだろう。各スポーツ紙では有名人の予想などが数多く掲載され、今年初のG1を沸かせた。
そして、ネット界にもフェブラリーSを盛り立てた人物がいる。ゲーム実況者で知られる加藤純一氏だ。
同氏はYouTubeやTwitchなどで主にゲーム実況を行っている配信者で、YouTubeのチャンネル登録者数は約104万人を誇る大物だ。過去には人気競馬ゲーム『ウイニングポスト』も実況しているように、競馬にも精通していることで知られている。
加藤氏はフェブラリーSの約1時間前に「60万円取り返す放送inフェブラリーステークス」と題して雑談配信を開始。リスナーから意見を募り、昨年の有馬記念(G1)で失った60万円を取り戻すことを目標に、フェブラリーSの馬券を購入するというのが配信内容だった。
リスナーから東京競馬場のダートコースの傾向や出走馬の状態を聞いた加藤氏は、カフェファラオ、テイエムサウスダン、レッドルゼルの3頭が特に気になった様子。また連帯保証人を名乗り出ることを表明した上で、ダイワキャグニーとエアスピネルのワイドを勧めるファンまで現れ、配信はレースが近づくにつれて盛り上がりを見せた。
気になる馬券はカフェファラオ1着固定でテイエムサウスダン、レッドルゼルの2頭に流した3連単やリスナーのコメントを参考にした3連複などを購入。どれか的中すれば高額払い戻しも夢ではない大勝負に出た。
結果は見事、中心視したカフェファラオとテイエムサウスダンのワンツー決着。大的中かと思われたものの、購入した馬券に2頭の馬連やワイドはなし。リスナーの意見を参考にした馬券も不発に終わり、有馬記念の負債を取り戻すどころか寧ろ増やすことになってしまった。
ただ、加藤氏は“とある”リスナーのコメントを信じていれば、帯封も夢ではなかったという。
「実は配信中に『未来から来たけど6-15-11だったぞ』というコメントが流れて、実際に加藤さんもそのコメントを読み上げたのですが、この組み合わせはまさに、今年のフェブラリーSの決着順なんです。
加藤さんは1点あたり1万円購入していたため、この組み合わせの馬券を購入していれば、3連単の払戻が約770倍ですから約770万円の払い戻しを受けることができていたことになります。
一方で、未来人のコメントを信じて、その組み合わせの馬券を購入したファンもいたようです。中には3万円も乗っかった猛者もいて、その払い戻しは驚愕の約2300万円にも上りました。
それにしてもとんでもない夢馬券ですよね……。こんな奇跡を起こしただけに、コメントしたのが本当に未来人だったのか、とても気になりますね」(競馬誌ライター)
加藤氏によると次回の競馬配信は4月の大阪杯(G1)を予定しているとのこと。未来人の予想を聞きに、配信を覗いてみるのもいいかもしれない。
(文=坂井豊吉)
<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……
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