JRA「最後の未勝利戦」を敗れて中央追放からの逆転ホームラン! 武豊、期待のクラシック候補がダービーどころか目の前の1勝が遠い現実…中山記念(G2)最下位の消せない心の傷【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
様々なGORAKUを心から愛する「GJ」。今週も人気だった競馬記事を、下手の横好きライター「A」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた!!
■JRA 「本来の走りではない」武豊、期待のクラシック候補まさかの結果にガックリ……!? ダービー路線どころか目の前の1勝が遠い現実
デスク「Y」:いや~、3月になってから急に暖かくなったねえ。今週から新人調教師と騎手もデビューするし、まさに“馬春到来”だね。今週末は弥生賞(G2)とチューリップ賞(G2)でしょ? もうそんな季節かあ。
ライター「A」:レースで季節の到来を感じるのは、競馬ファンならではですよね。春のクラシックの足音が大きくなってくる時期ですが、同時に「クラシックの壁」に跳ね返された馬たちには厳しい現実が突きつけられます。先週の水仙賞(1勝クラス)で敗れたトゥデイイズザデイも、そんな1頭になるかもしれません。
デスク「Y」:あれ、その馬って今週の弥生賞で1番人気になる馬じゃ……。
ライター「A」:ドウデュースのことですか? 全然違うじゃないですか。
デスク「Y」:どっちも武豊騎手が主戦の期待馬だし「トウ」から始まるんだから、おじさんにしてみれば似たようなもんなんだよ。
ライター「A」:どこからツッコんでいいのかわからない。どうします? この話、もう終わりますか?
デスク「Y」:ごめんなさい、真面目に話します(泣)。それにしても、最近「ド」から始まる馬が急に増えたような気がするなあ。昔はドクタースパートくらいしか思いつかなかったのに。
ライター「A」:ドージマムテキっていましたよね? おそらくですけど、ドゥラメンテの産駒がデビューしてからじゃないですか?
デスク「Y」:ああ、確かにそうかも! サンデーサイレンスの時の「サンデー」みたいに「ドゥラ」が冠名みたいになってるんだよね。
ライター「A」:ちなみにトゥデイイズザデイはディープインパクト産駒ですし、ドウデュースはハーツクライ産駒なので、ドゥラメンテとは関係ないんですけどね。
デスク「Y」:全国のおじさんは頭を悩ませてると思うよ。見分けがつかないだけじゃないくて「ドゥラ」って名前が付くだけで、やたら強そうに聞こえるから。
ライター「A」:すっかり春の陽気にあてられてますね……。とてもではないですが、そんなので競馬ニュースサイトのデスクが務まるとは思えません。藤沢和雄先生ら調教師の皆さんも先週引退されましたし、デスクもご一緒にどうですか?
デスク「Y」:ダメ! 年金もらえるようになるまでは藁にすがってでも会社に残る!
ライター「A」:結局、トゥデイイズザデイの話全然できなかったなあ……。
■JRA「最後の未勝利戦」を敗れて中央追放からの逆転ホームラン! 地方の怪物候補が海外重賞制覇を遂げたシンデレラストーリーに主戦騎手の評価急落?
ライター「A」:先週のサウジカップデーでは、日本馬が4勝を挙げる快進撃を見せました。
デスク「Y」:いやあ、凄かったね~。まさかあんなに勝っちゃうとは! 深夜まで起きててよかったよ。
ライター「A」:中でもリヤドダートスプリント(G3)に出走したダンシングプリンスは6馬身差の圧勝でした。
デスク「Y」:めちゃくちゃ強かったね。それにしてもウチは、あの馬を「地方からの怪物」って結構早い段階から取り上げてたよね。なんだか感慨深いなあ。
ライター「A」:正確には「地方に行って帰ってきた怪物」ですけどね。ただ、騎乗していたのがC.ルメール騎手だったので、主戦の三浦皇成騎手にとっては気が気じゃないでしょうね。
デスク「Y」:まあ、ルメール騎手が「良い馬ですね」って言ったら、そのまま乗り続けちゃうイメージだもんねえ。陣営にしても「No.1ジョッキーが乗ってくれるなら」って当然なるだろうし……。
ライター「A」:そんなこんなで「強奪」とか言われてますもんね。ただ、G1連敗が続いてる三浦騎手にとっては、数少ないG1が狙えるお手馬ですから。絶対に譲りたくないと思いますよ。
デスク「Y」:三浦騎手で連勝中だったし、さすがに大丈夫でしょ。でも、海外遠征をきっかけに降ろされて、そのまま……っていうケースは珍しくないもんなあ。まさかと思うけど、ダンシングプリンスの次走ってドバイ(ゴールデンシャヒーン)で、またルメール騎手じゃないよね?
ライター「A」:どうやら招待は受けていたようですが、脚元の状態を考慮して辞退したとか。もうすでに日本に戻っているはずですよ。
デスク「Y」:競馬ファンにとっては残念だけど、三浦騎手にとってはよかっただろうね~。 じっくり休んで、今年こそ三浦騎手にG1をプレゼントしてほしいな。
ライター「A」:イイ馬デスネ~(笑)
デスク「Y」:やめたげて……(笑)
■JRA中山記念(G2)16着最下位の消せない心の傷。「ソダシの重圧が…」G1馬同士の激突に意気消沈し、5戦連続二けた惨敗の大スランプ
ライター「A」:先週の中山記念(G2)では「令和のツインターボ」ことパンサラッサがド派手な逃げ切りを決めた一方、同じ逃げ馬のトーラスジェミニは最下位に終わってしまいました。
デスク「Y」:どうしちゃったんだろうね。去年は「これからG1でレースを引っ張るのはこの馬」ってくらい存在感があったのに。
ライター「A」:記事によると、やはり肉体面よりも精神面に問題があるようです。スランプの入り口になった昨年の札幌記念(G2)で、ソダシとブラストワンピースに煽られたとか。
デスク「Y」:煽り運転怖い、ダメ絶対! 馬でなくてもトラウマになっちゃう!
ライター「A」:公共の道路では道路交通法違反ですが、競馬は弱肉強食のレースですから、時に相手にプレッシャーをかけることも必要かと。
デスク「Y」:それで「上には上がいるのか」と当時絶好調だったトーラスジェミニがやる気を失ってしまった可能性があるってことか……。でも“やった方”はどうだったんだろうね?
ライター「A」:というと?
デスク「Y」:だってソダシも次の秋華賞(G1)から、ちょっとおかしくなったじゃん。あれ(急に立ち止まって鞍上の指示を聞かなくなった)ってレース前の輪乗りの時でしょ? じゃあ、仮にレースが影響を与えたんだとしたら、秋華賞じゃなくて、前走の札幌記念っていうことになる。
ライター「A」:なるほど。でも、ソダシはブラストワンピースと一緒に捲っていった方ですよ。レースも勝ちましたし。
デスク「Y」:去年のソダシだと、人間で言うと女子高校生くらいの多感なお年頃でしょ? “煽り運転”に落ち込むトーラスジェミニを見て「自分の人生は本当にこれでいいんだろうか?」って思い至ったのかも。
ライター「A」:んなアホな……よしだみほさんの『馬なり1ハロン劇場』じゃないんだから。
デスク「Y」:あれ、好きだったなあ。でも、『ウマ娘』(プリティーダービー・Cygames)のゴールドシップなら、そんなこと言い出しそうじゃん? ちょうどソダシも今浪(隆利)厩務員が見てるわけだし。
ライター「A」:じゃあ、ソダシがフェブラリーS(G1)で立ち直ったのは、今浪厩務員と人生の厳しさについて語り合ったからってわけですか? いい加減にしないと本人に怒られますよ(笑)
デスク「Y」:今度、トーラスジェミニと飲みに行ってみるか……(笑)
さて、今週も毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)
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