GJ > 競馬ニュース > オルフェーヴル「最後の妹」
NEW

オルフェーヴル「最後の妹」の名前が決定! その名に隠された思いと「最後の爆発」への期待

【この記事のキーワード】, ,
kettou.jpg

 ドリームジャニーとオルフェーヴル。2頭合わせてG1競走9勝の「最強兄弟」だが、その最後の「妹」の名前が決まった。

 父ステイゴールド、母オリエンタルアートというその全妹の名はデルニエオール。今年2歳でデビューすることが濃厚な超良血馬の名はフランス語で「最後の金」を意味する。父ステイゴールドからとったものだろう。ちなみにオルフェーヴルは同じくフランス語で「金細工師」である。

 ステイゴールドは2015年2月、オリエンタルアートも同年3月にこの世を去っているが、デルニエオールの誕生日は母の死没の3日前。つまり、母が自分の命にかえて最後に産んだ仔というわけだ。まさに「最後の金」というわけである。

 オルフェーヴル以降、この配合で登場した馬はリヤンドファミユにアッシュゴールドと存在するが、故障の影響も含め期待されたほどの活躍を見せることはできていない。オルフェーヴルの際に騒がれた「ニックス」の声も聞こえなくなっているのが現状だ。

 ただ、当然ながらこのラストクロップに対し、大きな期待は抱かれている、グランプリ連覇、史上7頭目の三冠馬とそれぞれ一時代を築いた兄たちを考えればそれも自然なことだ。

 ステイゴールド産駒はまだ数多く走っているが、一時期のような勢いはなく、ディープインパクトやキングカメハメハの後塵を拝している状況。今後産駒が増えることがない現状、徐々にフェードアウトしていく存在なのは間違いない。

 しかし、最後にして出自十分なこの「天才の妹」が、改めてステイゴールドとオリエンタルアートの名を競馬界に知らしめてくれることに期待したい。恵まれない環境で種牡馬入りしながら、サンデーサイレンスの後継の1頭となったステイゴールドが、最後の最後その血の力を見せつけても不思議ではなく、多くのファンがそうなることを期待しているのだ。

オルフェーヴル「最後の妹」の名前が決定! その名に隠された思いと「最後の爆発」への期待のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  5. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  6. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  10. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客