GJ > 競馬ニュース > バスラットレオンの激走に「ショック」を隠せないファンが続出!? ゴドルフィンマイル(G2)「ブービー人気」激走の裏に隠された馬券購入の可否
NEW

バスラットレオンの激走に「ショック」を隠せないファンが続出!? ゴドルフィンマイル(G2)「ブービー人気」激走の裏に隠された馬券購入の可否

【この記事のキーワード】, ,

バスラットレオンの激走に「ショック」を隠せないファンが続出!? ゴドルフィンマイル(G2)「ブービー人気」激走の裏に隠された馬券購入の可否の画像1

 日本時間の26日から翌27日にかけてドバイのメイダン競馬場で行われたドバイワールドカップデー。日本馬総勢22頭が計8レースに出走し、5勝を挙げる大活躍をみせた。

 そんな日本勢の固め打ちの口火を切ったのが、22頭の先陣を切って2Rのゴドルフィンマイル(G2)に出走して、勝利をもぎ取ったバスラットレオン(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。

 まずまずのスタートから鞍上の坂井瑠星騎手が押っ付けて、ハナに立ったバスラットレオン。外からゴドルフィンブルーの勝負服がプレッシャーをかけにきたが、モノともせず。直線で1頭だけ抜け出して、後続を寄せ付けない逃げ切りを決めた。

 日本放送向けのレース実況を担当していたラジオNIKKEIの大関隼アナウンサーの声が思わず裏返ってしまうほどのレース。自国の馬を応援していた日本競馬ファンにとっては、ゴールの瞬間は大興奮していたに違いない。

 そんな誰もが喜ぶバスラットレオンの金星だった一方で、一部のファンは今回の勝利を複雑な心境で迎えていたようだ。ゴドルフィンマイルがJRAの馬券発売の対象外だったからである。

 今ではすっかりお馴染みとなった海外レースの馬券発売。ドバイワールドカップデーのレースももちろん発売対象で、ドバイワールドカップ(G1)をはじめ4つのG1競走で馬券発売がされていた。

 しかし、残念ながらゴドルフィンマイルを含む日本馬11頭が出走した計4レースは馬券発売がされなかった。それゆえバスラットレオンの約1年ぶりとなる勝利を信じていたファンにとっては、馬券を買わずしての応援となっていたのだ。

 そして、追い打ちをかけるかのように驚きの情報も飛び込んできた。実はバスラットレオンの単勝は非常に美味しい馬券であったのだ。

「イギリスのブックメーカー『bet365』によると、バスラットレオンの単勝オッズは何と67倍。他のブックメーカーでもブービー人気だったりと、海外の競馬ファンからの期待が非常に低かったことが分かります。

『JRAで馬券買えていたら、バスラットレオンの単勝買っていた』という人にとっては、痛恨だったことでしょう。日本だったら67倍は難しいかもしれませんが、それでも近走の内容から美味しい馬券にはなったはずです。

制度的に難しいのかもしれませんが、日本馬の大挙活躍を受けて来年以降に購入できるドバイのレースが増えればいいですね」(競馬誌ライター)

 日本からでも海外のブックメーカーを通じて、ゴドルフィンマイルの馬券購入は可能だった。ただ、日本語に対応していないところや海外ゆえ信頼できない部分も多い。購入への障壁が高く、馬券購入を断念したファンも少なからずいただろう。

 ネット上では海外ブックメーカーを通じてバスラットレオンの馬券を的中できたことを喜ぶファンと馬券を買えず悔しがるファンの2種類が見られた。今後JRAが馬券発売レースを拡大することに期待したい。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

バスラットレオンの激走に「ショック」を隠せないファンが続出!? ゴドルフィンマイル(G2)「ブービー人気」激走の裏に隠された馬券購入の可否のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  6. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  7. JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
  8. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬