JRA「100億円」がたった2分で紙くずに…大阪杯(G1)エフフォーリア“衝撃敗戦”で横山武史の春G1が早くも崖っぷち!?

「強い馬が相手でしたが、一発狙っていました」
3日、阪神競馬場で行われた大阪杯(G1)は、吉田隼人騎手の8番人気ポタジェが直線での激しい追い比べを制して優勝。鞍上の言葉通り、4頭のG1ホースが顔を揃えた中で、重賞未勝利馬が強敵相手に大金星を挙げた。
その一方で、単勝1.5倍の断然人気に支持されたエフフォーリア(牡4、美浦・鹿戸雄一厩舎)の敗戦には、誰もが衝撃を受けたに違いない。
昨年の日本ダービー(G1)こそハナ差2着に敗れたものの、デビューからの勢いは凄まじいものがあった。ここもあくまで通過点にすぎず、もはや国内に敵はいないと思われていた矢先の出来事だった。
フルゲート16頭立ての阪神芝2000mで行われた一戦。内目の6番枠からスタートを無難にこなし、前半1000m通過タイム58秒8とややハイペース気味にジャックドールが逃げるなか、道中は中団のやや外目を追走する。
4コーナーに差し掛かった時には、すでに鞍上の横山武史騎手が激しいアクションとともに懸命に追い始めるが、どこか反応が重苦しい。そのまま直線に入っても、いつもの伸び脚は最後まで見られず、まさかの9着に敗れた。
レース後、手綱を取った横山武騎手は「今日はハミを取らなかったというかこの馬らしさがなくて、終始もっと早めに踏んで3コーナーぐらいから行きたかったのですが動けるような余力がありませんでした」と振り返り、「1週前の追い切りでめりはりがなくて、それがもろに出た感じ」と、戦前から疑問視されていた調整不足を敗因としてあげた。
オッズ的に2強を形成していたエフフォーリアとジャックドールが揃って馬券圏外に消えたことで、3連単は50万を超える高配当。先週の高松宮記念(G1)の3連単278万馬券決着に続き、またしても春G1は大波乱の結末となった。
そして、この日の大阪杯の馬券総売上が187億円ほどだったのに対し、エフフォーリア絡みの売上は103億円にも及んだ。多くの競馬ファンの夢を乗せた「100億円」分の馬券は、たった2分ほどのレースで紙くずと化したのだ。
過去にも、2012年の天皇賞・春(G1)で単勝1.3倍の圧倒的支持を集めたオルフェーヴルが11着に敗れ「150億円」分の馬券が紙くずと消え、2015年の宝塚記念(G1)では単勝1.9倍の断然人気に推されたゴールドシップが競馬史に残る大出遅れの末、15着に敗れた事で「120億円」の馬券が紙くずとなったことは、競馬ファンにとっても記憶に新しいだろう。
昨年の年度代表馬という肩書を背負ったエフフォーリアにとっては、今回の敗戦で「100億円」分の信頼を裏切ったが、そのあまりにも不甲斐ない負け方に、レース後には元JRA騎手の安藤勝己氏をはじめ心配する声が続出している。
それと同様に心配なのは、横山武騎手の調子だ。先日行われた高松宮記念では、1番人気レシステンシアに騎乗し6着に敗れ、今回の大阪杯でも1番人気エフフォーリアで9着と涙を飲んだ。昨年G1を5勝した頼もしい若武者は試練の時を迎えている。
しかし、春のG1シリーズは不調だろうが次から次へとやって来る。10日に行われる桜花賞(G1)ではナミュール、17日に行われる皐月賞(G1)ではキラーアビリティという共に上位人気必至の馬に騎乗する大役が待っている。
立て続けの裏切りに、早くも崖っぷちに立たされた横山武騎手。自身で作り出してしまった嫌な流れを断ち切り、この後のG1戦線で結果を残す事が出来るのか。巻き返しに期待したい。
(文=ハイキック熊田)
<著者プロフィール>
ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?
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