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JRA武豊×ディヴィーナに「黄色信号」……ヴィクトリアマイル(G1)レイパパレ電撃参戦で除外危機、レジェンドにまさかの「鞍替え説」も浮上か

JRA武豊×ディヴィーナに「黄色信号」……ヴィクトリアマイル(G1)レイパパレ電撃参戦で除外危機、レジェンドにまさかの「鞍替え説」も浮上かの画像1

 昨年の大阪杯(G1)の勝ち馬で、今年の同レースでも2着に健闘したレイパパレが、来月15日に東京競馬場で開催されるヴィクトリアマイル(G1)に参戦することが、所属するキャロットファームから発表された。

 マイル戦は一昨年6月の1勝クラス以来、およそ2年ぶりになるが、2戦無敗とまだ底を見せていない距離でもある。兄弟にはスプリント重賞を勝ったシャイニングレイも名を連ねるだけに、距離短縮がハマる可能性も十分ありそうだ。

 その一方で、ヴィクトリアマイルへの出走に黄色信号が灯ってしまったのが、ディヴィーナ(牝4歳、栗東、友道康夫厩舎)と武豊騎手のコンビである。

 同馬は元プロ野球投手で「ハマの大魔神」こと佐々木主浩オーナーの所有馬。母は2013、14年のヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナで、父は国内外でG1・6勝を挙げたモーリスという良血馬だ。

 今年3月に行われた前走の豊橋S(3勝クラス)を勝利し、デビューから僅か10ヶ月足らずでオープン入りを決めると、武豊騎手との新コンビでヴィクトリアマイルに挑むことが先日発表されていた。

 だが、今回がオープン初挑戦になるディヴィーナは収得賞金がやや心細いことから、出走枠に入れずに除外になることも危惧されていた。

 今年のヴィクトリアマイルに出走する可能性のある馬を想定した場合、出走クリアのラインに届かない可能性も出ているのだ。

 ヴィクトリアマイルは2017年にはフルゲートを割っており、また除外馬も過去5年でエーポス1頭しか出ていない。G1の中では出走へのハードルが割りと低いレースとしても知られている。

 一方で、今年は例年に比べて豪華メンバーが揃うことが予想されており、それに伴いボーダーも上がるのではないかという話も戦前から囁かれていたのだが、どうやらそれが現実のものとなりつつあるようだ。

 さらに、ディヴィーナと武豊騎手は元々めぐり合わせが悪く、これまで一昨年8月の新馬戦、昨年のローズS(G2)で2度、騎乗機会が消滅している。果たして人馬は、三度のすれ違いとなってしまうのだろうか。

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武豊騎手 撮影:Ruriko.I

武豊×ディヴィーナに「黄色信号」

 だが、ここにきてレジェンドには、まさかの「鞍替え説」も浮上しているようだ。

「デゼルですね。ヴィクトリアマイルへの参戦を表明したレイパパレは、川田将雅騎手とコンビを組むことが濃厚とみられており、そのため、同騎手が騎乗すると思われていたデゼルの鞍上が空くことになります。

デゼルは元々は武豊騎手とのコンビでデビューしており、昨年のエリザベス女王杯(G1)でも手綱を務めていました。また、ディヴィーナと同じ友道厩舎の管理馬でもあるため、除外が濃厚なディヴィーナからデゼルに乗り替えるという可能性も無くはないでしょう」(競馬誌ライター)

 G1見学という憂き目を見るよりかは、より出走が確実な馬の方を選ぶということも、今後の選択肢の1つに入って不思議ではない。ただ、ディヴィーナもまだ出走の望みは残されている。

 まるで反発し合う磁石のような間柄になってしまったディヴィーナと武豊騎手だが、事の成り行きをもうしばらく見守りたい。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
 キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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