通算「303戦14勝」武豊×ディープインパクトのジャパンC(G1)制覇の前日デビュー、そしてまだ現役…ウオッカ&ダイワスカーレット世代の現役最高齢馬

3日、名古屋競馬場では交流重賞のかきつばた記念(G3)が行われ、地方・兵庫所属のイグナイターが勝利。2着に武豊騎手騎乗のヘリオス、3着には3連覇を狙ったラプタスが入った。
この日は3連休の初日。そして名古屋競馬場が愛知・弥富市に移転後、初の交流重賞が行われるとあって、現地には多くのファンが詰めかけた。
グランドオープンから間もなく1か月を迎える新・名古屋競馬場だが、次の交流重賞は12月の名古屋グランプリ(G2)までお預け。当面は集客の心配はないだろうが、“目玉”も必要となってくるだろう。
そんな名古屋競馬に“顔”となり得る存在がいるという。
ウオッカ&ダイワスカーレット世代の現役馬?
「ヒカルアヤノヒメという牝馬です。愛知・井上哲厩舎に在籍し、年齢はなんと18歳。人間の年齢に換算すると、55~60歳くらいでしょうか。サラブレッドは4歳から古馬と呼ばれ、7~8歳になると、ベテラン扱いを受けます。地方競馬では高齢まで走り続ける馬も多くいますが、さすがに18歳で現役馬というのは珍しいですね」(競馬記者)
もちろん現在の国内現役最高齢馬であるヒカルアヤノヒメ。実は、かきつばた記念が行われた3日の4Rに出走し、12頭立ての7着に“好走”していた。
この日の出走が、なんと通算303戦目だったというヒカルアヤノヒメ。その競走馬生活をすべてというわけにはいかないが、簡単に振り返ってみたい。
ヒカルアヤノヒメは北海道・浦河町にある富菜牧場で、2004年4月10日に誕生した。翌11日には武豊騎手を背にしたダンスインザムードが桜花賞(G1)を制している。かなり昔の話だ……。
競走馬としてのデビューは、06年11月25日。今は亡きディープインパクトがジャパンC(G1)を制した前日のことである。ヒカルアヤノヒメは、中央で6戦したが未勝利、うち5回が2桁着順という有様で、3歳の夏には現在の井上厩舎に転厩した。その後は一時期、大井競馬に在籍していたが、09年に名古屋に復帰し、今に至る。
04年生まれのヒカルアヤノヒメ。実は、ウオッカとダイワスカーレットと同じ“最強牝馬”世代でもある。もちろん実績はその2頭とは比べ物にならないが、通算303戦のヒカルアヤノヒメも地方では14勝を挙げている。
410kgという小さな馬体でデビューし、走り続けること15年半。もし今年10月以降に出走を果たせば、国内最高齢出走の記録を塗り替えることになる。
15年8月に挙げた勝利を最後に6年9か月にわたって、目下124連敗中のヒカルアヤノヒメ。かつて1勝も挙げずに113連敗の記録を作ったハルウララが高知競馬を盛り上げたように、名古屋競馬の顔として、新生・名古屋競馬場を盛り上げていくことはできるだろうか。
18歳現役馬の今後から目が離せない。
(文=中川大河)
<著者プロフィール>
競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。
PICK UP
Ranking
5:30更新
JRA有馬記念アーモンドアイは「なぜ」敗れたのか。細かな要因より痛かったルメールの「おごり」?
JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
JRA ゲーム会社から駐車場で有名な会社まで……、バラエティ豊かな馬主の本業! セレクトセール大量投資のあの人や、有名企業経営のあの人をピックアップ!- 今村聖奈VS永島まなみの女性騎手対決!軍配が上がった永島騎手に「意外な」好走傾向を発見
- JRA武豊の意地と河内洋の夢がぶつかりあった7センチ差、「最弱世代」のレッテル貼られるも…エアシャカールの「三冠阻止」したアグネスフライト逝く
- JRA長距離戦でも「騎手で買えない」天皇賞・春(G1)…武豊もハードル「たけぇ~」、C.ルメールも「楽しメール」とはならない深刻
- キセキ試行錯誤の1年も「武豊不在」が痛恨!? 父ルーラーシップが残した伝説の3連発…… 有馬記念(G1)「逃げ濃厚」も台無しの可能性
- JRA西村淳也活躍は「今年まで」? 関係者や記者評判最悪、ノーザンはあくまで「減量目当て」抜擢で……
- JRA 川田将雅「どんな状況でも行きます」ラウズオンリーユー愛に偽りなし、関係者公認カップルの逃避行を後押しした決め手
- JRA宝塚記念(G1)はなぜ嫌われる!? アーモンドアイまたも不出走……ファン投票1位の2年連続回避はウオッカ以来!
関連記事

JRA武豊の「GWスケジュール」にブラック企業も真っ青!? 「騎手はムチ1本でどこでも」全国津々浦々……53歳「鉄人」の1週間

アイドル女性騎手の電撃移籍にファンは「セクハラ、パワハラ」疑惑を心配? 主催者は否定も……体調不良から復帰したスーパールーキーに待ち受ける厳しい現実

予想の「斜め上」を行くJRA公式動画が話題騒然! SNSでトレンド入りの大反響にNARは「どれもコミカルでクセになりそう」、キセキの下河辺牧場も早速反応

スタートゲートが「勝手に開く」前代未聞のトラブルで、あわや大惨事…! 複数頭が放馬も「単勝1.5倍」大本命馬だけレース参加に疑問の声

同じ馬による二度の「凶行」でレースは大荒れ、着順変更なしにファンは大激怒、元JRA騎手佐藤哲三氏も「なんだコレ?」
















