GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】アドマイヤミヤビ  > 2ページ目
NEW

【徹底考察】桜花賞(G1)アドマイヤミヤビ「カデナ撃破の内容が『優秀すぎる』が故に高まる不安……クイーンC直前、陣営が漏らした言葉とは」

 半馬身差の2着アエロリットはフェアリーS(G3)の2着馬でもある。そのフェアリーSを勝ったライジングリーズンはアネモネS(OP)も連勝している。また、3着馬のフローレスマジックはアルテミスS(G3)の2着馬で、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)2着のリスグラシューと半馬身差の競馬をしている。

 これらを統合しても、アドマイヤミヤビが桜花賞で対抗評価を受けるのも至極当然といえるだろう。例年なら1番人気に推されても、おかしくないほどの逸材といえる。

【血統構成】

【徹底考察】桜花賞(G1)アドマイヤミヤビ「カデナ撃破の内容が『優秀すぎる』が故に高まる不安......クイーンC直前、陣営が漏らした言葉とは」の画像2

 父ハーツクライ産駒は、2005年の有馬記念(G1)でディープインパクトに初めて土をつけた名馬。翌年にはドバイシーマクラシック(G1)を制し、キングジョージ6世&QES(G1)では当時の世界の強豪ハリケーンラン、エレクトロキューショニストらを相手に接戦を演じて3着。当時、紛れもなく世界最強馬の一角だった。

 種牡馬になってからは、サンデーサイレンス系の中でも屈指のスタミナ種牡馬となった。数多くの名ステイヤーを送り出し、近年はドバイターフ(G1、芝1800m)で世界1位の評価を受けたジャスタウェイを輩出するなど、スピードを持つ産駒も出始めている。

 ディープインパクト、キングカメハメハに続く第3の種牡馬としての地位を確立しつつある存在だ。

 母方で目を引くのは、何と言っても3代母のウインドインハーヘアの存在だろう。日本競馬の最高傑作ディープインパクトの母として知られ、つまり祖母ライクザウインドはディープインパクトの兄弟になる。

 ただし、ディープインパクトは父サンデーサイレンスの影響を多分に受けていた。Seeking the Gold×ウインドインハーヘアのレディブロンドがスプリンターだったように、デインヒル×ウインドインハーヘアのライクザウインドも、マイル前後が良さそうな組み合わせだ。母方はスタミナよりもスピードによった血統背景といえる。

 ハーツクライ×クロフネという配合に本馬以外の目立った活躍馬はいないが、近年サンデー系×Vice Regent系の成功例は多数。ショウナンパンドラやマカヒキ(ディープインパクト×フレンチデピュティ)、ハーツクライ産駒では一昨年の札幌2歳(G3)Sの覇者アドマイヤエイカンなどがいる。

【徹底考察】桜花賞(G1)アドマイヤミヤビ「カデナ撃破の内容が『優秀すぎる』が故に高まる不安……クイーンC直前、陣営が漏らした言葉とは」のページです。GJは、競馬、の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  2. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  3. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  4. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  5. 田原成貴「頭がお花畑」安藤勝己「最悪の負け方」元JRA騎手の大物が酷評…大一番で弱点露呈のシュトラウス、有馬記念のT.マーカンドに不安の声?
  6. 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  7. 【オークス】「実質未勝利勝ち」4頭参戦にトライアル組は貧乏クジ? 優先出走権も事実上の無意味…トップクラスの参戦見送りに泣いた陣営と笑った陣営
  8. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  9. ナミュール、マスクトディーヴァは大丈夫?高速馬場の「カラクリ」に要注意…歴代最高「2070万馬券」の大波乱はなぜ起きた【ヴィクトリアマイル】
  10. NHKマイルCが堅いとヴィクトリアマイルは大波乱!?「ナミュールもマスクトディーヴァも目じゃない」。波乱を演出する可能性が高い超絶人気薄【隠れ穴馬】