GJ > 競馬ニュース > 天皇賞「2番人気の奪い合い」  > 2ページ目
NEW

天皇賞はキタサンブラックVSサトノダイヤモンド「2番人気の奪い合い」!? 恐るべき過去10年のジンクスが「世紀の一戦」を襲う!


 無論、この10年連続で連対なしというのには理由がないわけでもない。先の前半5年は抜けた存在が皆無な大混戦という印象の中、1番人気になった印象の馬も多かった。後半5年は本調子でなかった(機嫌が悪かった?)オルフェーヴルに、長距離適性に疑問もあり、骨折もしていたキズナ、そして世紀の気分屋ゴールドシップである。どれもそれなりの理由で敗戦しているイメージだ。

 ただ、その代わり、といっては不自然だが、2番人気の成績はすこぶるいい。2番人気の勝率はここ10年で「5割」。1番人気が「0」と考えれば、これほど明暗分かれる状況というのも珍しいだろう。

 G1での1番人気は競走馬にとって一つの名誉ではあるが、こと春の天皇賞に限っては「できれば2番人気が」という考えが陣営に浮かんでも自然かもしれない。

 どちらも前哨戦を圧勝しているだけに、キタサンブラックとサトノダイヤモンドどちらが1番人気になるかは極めて微妙な状況だ。有馬記念でもオッズは0.1差しかなかった。今回はどちらになるのか……。

 いずれにせよ、当日はオッズで「2番人気」を贔屓するのが傾向上はよさそうだ。ただ、1番人気馬がこのジンクスを軽々打ち破れば、それはまさに名馬ということになるだろう。2頭ともそのポテンシャルは十分に有しているように思える。
(文=利坊)

天皇賞はキタサンブラックVSサトノダイヤモンド「2番人気の奪い合い」!? 恐るべき過去10年のジンクスが「世紀の一戦」を襲う!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
  2. 皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
  3. 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
  4. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  5. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  8. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  9. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  10. JRA 鼻血を出しながら未勝利馬が初勝利! ウオッカ、オルフェーヴルら過去の名馬も苦しんだ難病、サラブレッドに及ぼす鼻出血の影響が人間と決定的に異なる理由とは