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絶対的な存在がいない状態が長く続く古馬のダート路線であるが、これからの活躍が楽しみなメンバーが揃ったアンタレスS(G3)が15日に阪神競馬場で行われる。今後行われていくダート交流G1や秋のチャンピオンズC(G1)で主役となるべく、このレースへの出走を予定している注目馬を紹介する。
ここではグレンツェント(牡4、美浦・加藤厩舎)が主役に一番近い存在となるだろう。前走の東海S(G2)では中団追走から直線で抜け出してしっかりと勝ち切る盤石のレース運びを見せた。勝利後はフェブラリーS(G1)には向かわずに休養を取り、今後の中距離路線のレースに狙いを定めた。これまで10戦の戦績を見ると芝のレースだった新馬戦以外では3着以下になったことが無くセンスは抜群。また、ダートレースの1800m戦に限ってみれば2着以下がない連対率100パーセント。強いて懸念材料があるとすれば、今回が初めての阪神競馬場でのレース、58Kgの未経験の斤量を背負うことか。ほかの馬達からマークされる可能性があり決して簡単なレースにはならないだろうが、その実力を出し切ることが出来れば結果は付いてくるはずだ。
3走前のブラジルC(OP)での逃げ切り勝ちが印象に残るミツバ(牡5、栗東・加用厩舎)は今回どのようなレースを展開するのだろうか。それまでは追い込み馬のイメージしかなかった同馬が一転して大逃げを打った際は、驚いたファンも多いことだろう。しかもそれで逃げ切ってしまうのだから、レース後の場内で起きた拍手にも納得できてしまう。そこで逃げ馬へ変わったのかと思えば、2走前のベテルギウスS(OP)では従来の追い込みの競馬に戻して勝利を上げている。前走の川崎記念(G1)では再び前から行く競馬をして4着と好走した。相手によって前から行くか後ろから行くのかを使い分けることが出来る点は非常に有利となるだろう。まだ重賞では結果を出すことが出来ていないが、今回は十分にチャンスがある。
 マーチS(G3)からの厳しいローテーションではあるが、ロンドンタウン(牡4、栗東・牧田厩舎)にも上位を争う能力がありそうだ。2走前の佐賀記念(G3)で初の重賞制覇をしているが、中央重賞では前走のマーチSでの4着がここまでの最高成績となっている。前走では初の重賞勝ちを期待されていたが、最後の直線で伸びきれずに敗れてしまった。今後の事を考えても結果が欲しいところで、相性のいい川田騎手が騎乗してくれるのは心強い。佐賀記念を制した最高のコンビで中央重賞での勝利を狙う。
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