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【レパードS予想】8馬身差圧勝タイセイドレフォンは切り!

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 今回は数少ない3歳限定のダート重賞のひとつ、レパードS(G3)を予想していく。

 先週だが、まずクイーンS(G3)は◎テルツェットが連覇を飾り、3着にも△ローザノワールが来てくれたが2着は予想外のサトノセシル。3勝クラスで足踏みしていることでノーマークにしたのだが、昨年の3着馬。この事実をもう少し重く見るべきだった。

 アイビスSD(G3)は○シンシティが2着、△ロードベイリーフが3着までは良かったのだが1着がまさかのビリーバー。前走韋駄天S(OP)4着は高評価も、さすがに7歳牝馬の出番はなかろうと切ったのが甘かった。3連複で約5万の馬券を取り損ねてしまった。掲示板の5頭のうち3頭が8枠。このコースはやはり外枠有利なのだと思い知らされた。


 さて、予想に戻ろう。

 まずは過去10年、馬券に絡んだ30頭の前走データを見ていきたい。
ジャパンダートダービー 9頭
ユニコーンS 4頭
条件戦(1勝クラス) 3頭
御嶽特別(2勝クラス)、濃尾特別(2勝クラス) 各2頭
条件特別(2勝クラス) 3頭
オープン特別 2頭
兵庫チャレンジS、安達太良S(3勝クラス)、スパーキングナイトC(地方条件戦)、条件戦(2勝クラス)、海外遠征 各1頭
となっている。ジャパンダートダービー組が最多ではあるが、全体で見ると前走重賞組より条件戦を使ってきた馬の方が多い。2勝クラスからのチャレンジが多いが、1勝クラスでも通用するケースがあるので吟味が必要だろう。

 続いて人気順の成績を見てみる。
1番人気 4-2-2-2
2番人気 2-1-1-6
3番人気 0-2-0-8
4~6番人気 1-1-3-25
7~9番人気 1-1-2-26
10番人気以下 2-3-2-51
ということで、1番人気の成績が抜けている。もっとも、近5年に絞ると【1-1-1-2】なので、それほど信頼できるわけではない。むしろ上位人気より数字でもわかるように10番人気以下が跳梁跋扈する傾向が強くなっている。近5年で6頭馬券に絡んでいるので、人気薄でも前走の内容など取捨をよく検討する必要がありそうだ。


 これを踏まえて「◎」は穴馬だが12番シダーとする。

 前走は対馬特別(2勝クラス)。3歳・古馬混合戦で唯一の3歳馬だったが、すんなり先手を取るとそのまま直線でも後続を断ち切って逃げ切り勝ちした。

 昨秋の新馬戦で勝ち上がったものの、2戦目以降ブレーキがかかってしまい大敗続きのスランプに陥った。3走前の敗戦後に短期放牧を挟んだようで、そこから馬が変わったかのように連勝を飾って参戦してきた。

 陣営によれば復調の鍵はリフレッシュだったとしており、確かに短期放牧を挟んでいきなり連勝を飾るあたり本来の実力を見せている感がある。ただ、同時に繊細な部分があるということでキックバックを受けたり被されたりすると脆さが出るかも、ともコメントしている。

 前走は逃げ切っているが、2走前は中団からの差し切りを決めており、展開には注文が付かないタイプ。2走前は外枠だったこともあり、外から被される心配がなかったのも大きかったようだ。今回は再び外枠を引いたので、逃げられれば逃げる可能性もあるし、無理にハナを奪わなくても上手く立ち回れるだろう。唯一連勝で臨む馬であり、良い具合に人気もなさそうなので、馬券妙味も考えて押さえてみたい。


「○」も穴馬だが8番トウセツを挙げる。

 前走はインディアT(2勝クラス)。4番手からの競馬で徐々に進出していき、4コーナー2番手から直線で脚を伸ばすも、前が止まらず2着に終わった。

 デビューから一貫してダートを使われてきているが、6戦のキャリアすべてで馬券圏内に入る堅実な走りをしている。着外がないのは相応以上に実力があると見ていいだろう。加えて前走2着に終わっているが、走破タイムが1分42秒9と優秀。小倉のダートはタイムが出やすいのは確かだが、それにしても十分速い時計だ。

 このレースはだいたい1分50秒から51秒台で決着することが多いが、この時計にも十分対応できると考える。どちらかと言うと逃げ・先行有利なレースだが、差しが決まらないわけではなく、前走のような走りをすれば勝ち負けも見えてくるはず。こちらもキャリアが地味なだけに注目されていないが、それだけに押さえる価値がある。

「▲」は人気の一角だが9番ハピを推す。

 前走はジャパンダートダービー(G1)で、後方から徐々に進出する競馬をしたものの、前を捉えきれず4着に終わった。

 デビューから3連勝を飾ってジャパンダートダービーに臨んだわけだが、ここで4着になったことで評価が割れるのだろう。上位3頭はいずれも重賞経験馬で、2着のペイシャエスと3着のブリッツファングは重賞勝ち馬。初重賞だったこの馬とは、ここですでに差が付いている。むしろ、ユニコーンS(G3)2着のセキフウをはじめ、重賞の連対馬より先着していることを評価すべきだ。

 陣営も前走は負けてなお強しと評価しているが、今回は前が止まらない新潟の馬場でどう立ち回れるかが気がかりのよう。ただ、これもデビュー戦は3番手から勝っているし、続く2戦も極端な後方からではなく中団から上手く捌いて勝っている。前走が後ろ過ぎただけで、陣営が言うほど不器用な馬ではなかろう。

 連勝は止まってしまったが、交流G1ということもあり現時点でやや荷が重かったと考え、改めて見直して印を落として押さえておく。


「△」は1番ヘラルドバローズ、人気の一角だが10番ホウオウルーレット、穴人気しそうな13番ラブパイローの3頭を挙げる。

 ヘラルドバローズの前走は1勝クラスの条件戦で番手から直線粘って勝利を挙げている。

 この馬もキャリア6戦のすべてで馬券圏内に入る堅実な走りをしている。もちろん、それだけではなく、4戦目のカトレアS(OP)でユニコーンSの勝ち馬のペイシャエスより大きく先着し、5戦目のヒヤシンスS(L)ではジャパンダートダービー3着のブリッツファングと今回人気のタイセイドレフォンを負かして2着に入っている。

 陣営は相手強化でどこまで、と控えめなコメントを出しているが、上記の通り現時点から考えると十分強い相手を負かしてきている。昨秋から年初にかけてのレースだったので、もちろん負けた馬がそのままというわけではないが、単純比較なら好勝負しておかしくない実力の持ち主と言えるはず。

 ホウオウルーレットは前走いわき特別(2勝クラス)で後ろから追い込む競馬で勝利を飾っている。

 半兄にダートの雄オメガパフュームがいる良血馬であるが、兄に比べるといささか物足りない成績なのは確か。とは言え5戦で4連対し、残る1戦も掲示板は確保しているのでやはり血は争えない。

 ○トウセツがダート1700mを好タイムで走破しているが、この馬も前走・福島ダート1700mで1分43秒1のレコードタイで勝っている。時計の裏付けがあるだけに、高速決着しそうなこのレースでも十分対応できると見ている。

 ラブパイローの前走は関東オークス(G2)で果敢に逃げたものの、直線で捕まり惜しい2着に終わった。

 この馬はよくわからない使われ方をしてきており、デビュー戦からしばらくダートを使われダートで未勝利を勝ち上がっているが、突如芝に転向しミモザ賞(1勝クラス)を勝利している。これに味をしめたのかオークス(G1)に出走(15着)。その後は再びダートに戻って前走の2着という流れである。

 デビュー戦が今回と同じコースで3着しており、コースは経験済み。強い相手と強い競馬をしているのは経験値として評価できよう。ローテーション的にはまったく推せないが、この風変わりな使われ方と重賞2着の実績を買って押さえたい。

 人気どころでは2番タイセイドレフォンを切り。

 前走の弥富特別(2勝クラス)で衝撃の8馬身差圧勝が高く評価されているようだが、2走前は▲ハピに敗れているほか、3走前のヒヤシンスSでは△ヘラルドバローズにも敗れており、単純比較するとすでに勝負付けが終わった感がある。

 陣営からはヒヤシンスSは引っかかったので参考外、という声が聞こえるが、逆に言えば引っかかるような競馬をする可能性があるということ。前走の走破時計は優秀ではあるが、小倉ダート1700mの1勝クラスではごく平凡なタイムで走っており、ここも印を打った他馬と比較すると見劣りする。人気を承知で買えるほど安心はできないので、ここは切りとしたい。

 ということで、今回は1番、8番、9番、10番、12番、13番の6頭で3連複BOX20点勝負としたい。◎と○が穴馬なので、印通り決まっても高配当が望める。

(文=トーラス神田)

<著者プロフィール>
 オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

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