GJ > 競馬ニュース > 「競馬女王」桃井はるこが推すのは「女傑」と…  > 2ページ目
NEW

皐月賞(G1)隠れた天才狙い撃ち!? 「競馬女王」桃井はるこが推すのは「女傑」ファンディーナと「盲点」!?

【この記事のキーワード】, ,
0415momoi_5041.jpg

――皐月賞では牝馬なので斤量が2kg軽いのも有利に働くかもしれませんね。

桃井:ファンディーナは馬体が大きくて、まさにウオッカ並ですよね。中山競馬場は坂がある影響か、馬体が大きいほうが有利なイメージがありますね。

 ファンディーナはあえて桜花賞(G1)ではなく皐月賞を選択しています。これはよほどの自信がないと無理ですよ!! 去年の皐月賞は、1着ディーマジェスティ、2着マカヒキ、3着サトノダイヤモンドとディープインパクト産駒が上位を独占していますし、やはり無視できません。

 ファンディーナはディープインパクトの最高傑作になるかもしれませんね。それが牝馬なんて、最高にかっこよくないですか?

――桃井さんのファンディーナへの入れ込みはよくわかりました(笑)。では、牡馬で注目している馬はいますか?

0415momoi_5054s.jpg

桃井:皐月賞と同じ舞台である弥生賞(G2)を勝ったカデナ、共同通信杯(G3)を勝ったスワーヴリチャードも捨てがたいですね。とくに共同通信杯を制した馬は過去5年間、皐月賞で4勝をあげていますからね。

 ですが、私のファンディーナに対する対抗馬は違います。ズバリ、プラチナヴォイスです。同馬の父はエンパイアメーカーというアメリカのダートホース。でも、この産駒は芝でもいい走りをする馬が多いんですよ。例えば昨年の秋華賞(G1)3着のカイザーバル。またフェデラリストは中山金杯(G3)、中山記念(G2)を連勝しましたね。残念ながらケガで皐月賞に出られないブレスジャーニーも、父方の祖父がエンパイアメーカーで、重賞を勝っています。

 最近の中山競馬場はあまりタイムも出ていませんからね。しかも先週は雨が多く、今週も火曜日は雨で、日曜日も悪天候が予想されています。そうなると芝がハゲてダートのようになっている所すらあるのではないかと。それで、エンパイアメーカー産駒のプラチナヴォイスに注目しているんです。

――なるほど。

桃井:あと、父方だけでなく、母系にも注目してもらいたいんです。

 母馬はプレザントブリーズ、そして母母馬はスターズインハーアイズ、そして母母母馬はウインドインハーヘア!! 今は米国ダート血統を持つ牝馬にディープインパクトを種付けするのがはやりじゃないですか。代表例はストームキャット(キズナ、エイシンヒカリなど)ですかね。プラチナヴォイスは、その逆になっているんです。

――おおっ。スゴイところに気が付きましたね。

 プラチナヴォイスはスプリングS(G2)で勝てなかったものの、道中ですごい足を発揮しているんですよ。その走りっぷりは、往年のオルフェーヴルを彷彿とさせるほどです。右回りだとラチにモタれてしまう癖があるようなのですが、片側だけ深いブリンカーを付けて調整してきたという報道もありましたし、非常に面白い存在だと思います。騎乗する和田竜二騎手は99年にテイエムオペラオーで勝利した経験もあるので、期待しています!!

皐月賞(G1)隠れた天才狙い撃ち!? 「競馬女王」桃井はるこが推すのは「女傑」ファンディーナと「盲点」!?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
  2. 皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
  3. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  4. 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
  5. 武豊、屈辱の「30年ぶり」G1未勝利……キタサンブラック”ロス”埋められず、吹き荒れたノーザン外国人旋風に沈黙
  6. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  7. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  8. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か