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キタサンブラック産駒「衝撃」大差V! イクイノックスVSサークルオブライフ“伝説の新馬戦”から、また1頭大物登場か

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戸崎圭太騎手

 あの新馬戦デビュー組からまたも大物登場か。

 28日、新潟競馬場の2Rに行われた3歳未勝利(ダート1800m)は、今回が初ダートだった4番人気ウィルソンテソーロ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎)が2着馬に1秒8の大差をつけて圧勝した。

 14頭で争われた一戦。ウィルソンテソーロと鞍上の戸崎圭太騎手はスタートを決めて好位3番手へ。前を走る1番人気サトノギベオンを射程にとらえながら抜群の手応えで3、4コーナーを回る。

 直線に入り早々とライバルを交わし去ると、あとは独壇場。後続との差をみるみる広げていき、残り100mを切ってからはほとんど馬なりのままゴールした。

「ここでは力が違いすぎましたね。勝ち時計の1分51秒8は、前日に同じ稍重で開催されたBSN賞(L)とわずか0秒3差。2着だったホールシバンと同タイムなのですから、未勝利クラスの馬では相手が悪かったとしか言いようがないですね。

今後ダートなら、相当の出世が期待できるのではないでしょうか」(競馬誌ライター)

 レース後にはSNSやネット掲示板でも「これは衝撃的な強さ」「勝ちタイムも凄い」という称賛の声や、「むしろなぜ芝を使っていたのか」などといったコメントが寄せられていた。

“伝説の新馬戦”から、また1頭大物登場か

 ここまで芝で3戦を消化してきたキタサンブラック産駒のウィルソンテソーロは、ちょうど1年前の8月28日に新潟・芝1800mでデビュー。初戦は6番人気に推されていたが、1秒9差の6着に敗れている。

 なおこのレースで1着だったのが、後の東京スポーツ杯2歳S(G2)の覇者で、今年の皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)で2着に好走するイクイノックスだ。

 さらに3着だったサークルオブライフもその後、3連勝で阪神JF(G1)を制覇。4着のサトノヘリオスもスプリングS(G2)3着から皐月賞まで駒を進めるなど、好メンバーが顔を揃えた一戦だった。

「このメイクデビューは、2着のメンアットワークも後にダートで3連勝を達成。9着に終わったキングズパレスも芝で2勝を挙げるなど、敗れた馬たちも続々と出世を果たしていることから、一部ファンの間では『伝説の新馬戦』とも呼ばれていますね。

今回大差勝ちを収めたウィルソンテソーロも、このハイレベルな新馬戦のメンバーのなかから新たに登場した大物候補といっていいのではないでしょうか」(同)

 そんなウィルソンテソーロについて戸崎騎手はレース後、「ダート替わりもよかったが、テンションが上がらないようにスタッフが上手くケアしてくれたのも大きかった」とコメントを残している。

 砂適性ももちろんあったのだろうが、今回は陣営の努力も実った一戦だったといえそうだ。ダート界に突如現れた新星に、これからも注目してみたい。

冨樫某

冨樫某

キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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