
福永祐一を襲う過去「最悪クラス」の異常事態。小倉2歳S(G3)プロトポロスも撃沈

4日、小倉競馬場で行われた小倉2歳S(G3)は4番人気ロンドンプランが優勝。新馬に続く連勝で、重賞初制覇を決めた。
「すごい末脚を使ってくれて、馬が非常に強かった」
レース前に蹄鉄が外れ発走を遅らせた挙句、スタートでは大きく出遅れてしまったロンドンプラン。それでも主戦の松山弘平騎手が絶賛した通り、最後方から全馬をごぼう抜きした末脚には目を見張るものがあった。鞍上も「まだまだ良くなっていける馬」と評価しており、今後の可能性は計り知れない。
その一方、1番人気に支持されたプロトポロス(牡2、栗東・西村真幸厩舎)は惜しくも4着。新馬戦を圧勝したポテンシャルを高く評価されたものの、ファンの期待に応えることは出来なかった。

スタートを決めて、道中は先頭集団を前に見ながら4、5番手を追走。主戦の福永祐一騎手は「手応え良く進められましたし、直線も進路は確保できました」と振り返ったものの、最後の直線ではあと一歩及ばず、外から伸びてきた差し馬たちに飲み込まれた。
レース後には「自信があっただけに申し訳なかった」と謝罪した鞍上だったが、まだプロトポロスはキャリア2戦目の2歳馬。内容的にも大きく評価を下げるまでに至らないだろう。上のクラスで通用する余地は十分ありそうなだけに、引き続き今後の活躍にも期待がかかる。
過去「最悪クラス」の異常事態
とはいえ、鞍上を務めた福永騎手にとっては「深刻」な事態が続いていると言わざるを得ない。何故なら、今回の小倉2歳Sの敗戦で「重賞18連敗」と不振が続いているからである。
今年は早々にフェブラリーS(G1)をカフェファラオで勝利すると、皐月賞(G1)でもジオグリフでクラシック制覇を成し遂げた福永騎手。春は共に初騎乗となったパートナーたちと、G1を2勝する最高のスタートダッシュを決めていた。
ところが、皐月賞以降の重賞で結果が出ていない。
上述した連敗も然ることながら、重賞の成績だけを振り返っても「2-2-2-28/34」で勝率5.9%、複勝率17.6%となっており、昨年リーディングでともにトップ3に入った川田将雅騎手(勝率14.6%、複勝率53.7%)と比較しても大きく見劣っている。
また、今年は重賞1勝のみと不振なC.ルメール騎手(勝率6.4%、複勝率38.7%)より勝率が低い上、複勝率でも倍以上の差があるのは気がかり。特に芝重賞に限れば勝率は3.3%まで落ち込むのだから、トップジョッキーとして長年活躍を続けてきた福永騎手にとっては、近10年を振り返っても最悪クラスの「異常事態」と言っても過言ではない。
さらに、重賞で1番人気に支持された際の苦戦も同時に続いている。
昨年のジャパンC(G1)をコントレイルで制して以降、重賞1番人気馬に騎乗した際は7連敗中と「本命馬」での敗戦が相次いでいる。仮に3冠馬コントレイルでの勝利がなければ、2020年のデイリー杯2歳S(G2)をレッドベルオーブで制して以降、約2年間に渡って18連敗中という計算になるのだから極めて深刻だ。
トップジョッキー故に有力馬が回ってくることも多い福永騎手だが、このまま悪い流れが続くようなら、関係者からの評価下落にも繋がり、有力馬に騎乗するチャンスも減ってくるかもしれない。
先週には夏競馬も終了し、秋には華やかなG1戦線が待っている。大舞台に向けても、重賞での負の連鎖を早めに断ち切りたいところだろう。
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