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セントウルS(G2)池添謙一&C.ルメール「同期」2強に挑戦状! 通算93勝の苦労人が虎視眈々

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 11日、中京競馬場では秋競馬の開幕を告げるセントウルS(G2)が行われる。中京で開催された過去2年の勝ち馬(20年ダノンスマッシュ、21年レシステンシア)は、いずれも次走スプリンターズS(G1)で2着に好走するなど、秋の大舞台に直結するレースとしても注目だ。

 戦前の下馬評では、実績で一枚上のメイケイエールとソングラインの2強ムードが濃厚。牝馬2頭の間に割って入ると目された3歳牡馬のジャングロが左前脚の捻挫で回避したため、より一層一騎打ちの様相が強くなった。

 そんな今年のセントウルSで2強相手に虎視眈々と一発を狙っているのが、ダディーズビビッド(牡4歳、栗東・千田輝彦厩舎)である。

 これまで重賞には4度出走しているが、3月のオーシャンS(G3)4着が最高。実績では重賞5勝のメイケイエールとG1ウイナーのソングラインには遠く及ばない。

 ただし、3歳春に橘S(L)を4馬身差で圧勝するなど、リステッドとオープンクラスでは10回出走して、3着以内は6回という好成績を残している。ダディーズビビッドが馬券に絡んだ6回中5回で手綱を取っていたのが地元・愛知県出身の25年目、竹之下智昭騎手である。

通算93勝の苦労人が虎視眈々

 25年目というと、競馬学校の14期生で、同期には通算1327勝の池添謙一騎手や同388勝の酒井学騎手といったG1ジョッキーもいる。一方、竹之下騎手は通算93勝で、重賞は未勝利。1年を通して勝利を挙げられなかった年も1度だけではない。

 今年はこれまで24回しか騎乗機会がなく、最後に勝利を挙げたのはダディーズビビッドと初コンビで制した昨年5月の橘Sまで遡らなければいけない。

 自身が所属する千田厩舎のダディーズビビッドとは、橘S以降の10戦中7戦でコンビを組んできたが、重賞での騎乗はこれが初めて。かつて葵S(L)で武豊騎手が騎乗した際は16着に敗退したが、「スイッチが入ってコントロールが利かなかったですね」という同騎手のコメントもあった。

 レジェンド武騎手ですら制御に苦しんだ馬をうまくエスコートしてきた竹之下騎手だが、2走前と3走前は浜中俊騎手に鞍上を譲るなど、降板危機もあった。それでも3走ぶりに手綱を取った前走の安土城S(L)で4番人気の同馬を2着に導くなど、コンビ相性がいいのは紛れもない事実だろう。

 竹之下騎手にとって、2020年ローズS(G2)以来となる重賞舞台。メイケイエールに騎乗する池添騎手だけでなく、実はソングラインに騎乗するC.ルメール騎手も1979年生まれの“同い年”である。

 重賞挑戦19度目の竹之下騎手は“同期”対決を制することができるか。地元・中京で悔いのない思い切った騎乗に期待したい。

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