
ニエル賞(G2)参戦で武豊に「V当確」ランプ点灯!? 過去の勝ち馬2頭で明暗も…ドウデュースには好材料か

大目標となる凱旋門賞(仏G1)制覇の夢を手繰り寄せる一歩となるか。
今週末の11日、パリロンシャン競馬場で開催される凱旋門賞の重要な前哨戦・ニエル賞(仏G2)に向けたドウデュース(牡3、栗東・友道康夫厩舎)の追い切りが行われた。滞在先のシャンティイで軽快な走りを披露している。
陣営によると前川助手に手綱を託したのは、ジョッキーが乗って仕上がり過ぎてしまうリスクに配慮してのこと。既に現地入りしてこれを見守った武豊騎手も「相変わらず素晴らしい動き」と感心。陣営のコメントからも先を見据えた仕上げということだろう。
今年の日本ダービー(G1)を制し、3歳世代の頂点に立ったドウデュースだが、当初は前哨戦を使わずに凱旋門賞に直行するプランが最有力とされていた。
これには武豊騎手と友道師の意見が合致していた一方で、慣れない海外遠征でいきなり本番での好走が出来るのかといった懸念の声が出たのも事実だ。ニエル賞への参戦を決断した背景には、追い切り代わりにといった目論見もあるようだが、本番と同じ条件を走ることでドウデュースの欧州競馬への適性も確認できるはずだ。
そして、このプラン変更によって武豊騎手とドウデュースの「V当確」ランプが点灯するかもしれない。
前哨戦における日本馬の成績はイメージほど悪くはない
大一番の凱旋門賞こそ苦戦が目立つものの、前哨戦における日本馬の成績はイメージほど悪くはない。ニエル賞と同じく前哨戦であるフォワ賞(仏G2)を1999年にエルコンドルパサーが制し、2012年と13年にはオルフェーヴルが連覇。昨年もディープボンドが鮮やかな逃げ切り勝ちを決めている。
また、ニエル賞においても、2013年にキズナが英ダービー馬ルーラーオブザワールドとの接戦を制して勝利。2016年にもC.ルメール騎手とのコンビでマカヒキが優勝した。これら2頭に共通しているのは、同年のダービー馬であるということだ。
仏遠征ということもあり、サンプル数は非常にわずかながら、ダービー馬は2戦無敗。2010年にヴィクトワールピサで4着に敗れた武豊騎手だが、同馬はダービー馬ではなかった。そういう意味ではダービー馬&武豊なら勝てるという見方も可能である。
「休み明けでピリッとしなかった弥生賞ディープインパクト記念(G2)や、皐月賞(G1)の敗戦を糧に巻き返しに成功したダービーの勝利を考えると、現地の競馬を一度でも経験しておくことは、大きなプラスとなりそうです。
勝てなかったとしても、次への課題を見つけて克服してきたコンビだけに、パリロンシャンの芝2400mを走って得るものは大きいでしょう。これは個人的な想いもありますが、先を見据えて前哨戦を使う決断をしたことはよかったと思います」(競馬記者)
今年の凱旋門賞に挑戦する日本馬4頭(タイトルホルダー、ドウデュース、ディープボンド、ステイフーリッシュ)のうち、ニエル賞に挑むのはドウデュースただ1頭。まずは勝利という最高の結果で先陣を切り、チーム日本の士気を上げたいところだ。
もし出走して来たら最大の強敵となる欧州最強馬バーイードは手強い相手だが、非常に楽しみな大一番が控える10月2日。ニエル賞を制して本番に挑んだキズナが4着に善戦したのに対し、マカヒキは14着に大敗して明暗が分かれた。今年のドウデュースは、どのようなドラマを我々に見せてくれるだろうか。
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