
武豊騎手、日本ダービーもダンビュライトで出走! 有力馬多数騎乗の背景に「社台ライン復活」も影響?

16日の皐月賞(G1)で、12着人気ながらも3着に入ったダンビュライトが日本ダービーを向かうことが明らかになった。騎乗は同レースから引き続き、武豊騎手が予定されているという。
ダンビュライトと武豊騎手のコンビは、皐月賞で69年ぶりの牝馬制覇を狙ったファンディーナを外からきっちりマーク。三連単で100万円以上の払戻金額を叩き出す波乱のレースの立役者となっていた。
日本ダービー制覇へ向けて”相棒”と準備をすすめることになった武豊騎手。またオークスへも桜花賞(G1)の2着馬・リスグラシューへの騎乗が予定されている。順調にクラシックへと参戦している武豊騎手だが、これには競馬界を代表するあのグループとの”和解”が好循環を生み出しているという声もある。
「このダンビュライト、リスグラシューともに社台グループであるノーザンファームで生産された馬で、サンデーレーシングにキャロットファームと所有も社台系。一昔前は武豊騎手と社台グループの間には確執が生じてしまい、一部では有力馬を多数管理する同グループからは干されているともいわれていました。そのため、ノーザンファームで生産された馬で武豊騎手がクラシックへ挑むということを感慨深げに見ている人も多いのでは」(記者)
今の日本競馬で最も大きな成功を収めている社台グループ。その中でも、その頂点となるノーザンファームは世界最高峰の育成牧場ともいわれており、毎年のように「クラシックの本命」を送り出している。だが両者は、10年秋のジャパンカップ(G1)レース後の審議を巡っての舌禍トラブル、また同年落馬負傷後の不甲斐ない騎乗にオーナーが激怒したことなどが原因で不仲になった、といわれていた。そしてそれを裏付けるかのように、それまで100以上あった武豊騎手の社台グループ生産馬への騎乗が、11年以降激減している。
PICK UP
Ranking
11:30更新武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客