GJ > 競馬ニュース > 同期の大金星に坂井瑠星も面目丸潰れ!? 秋華賞(G1)で示したい意地とプライド
NEW

同期の大金星に坂井瑠星も面目丸潰れ!? 秋華賞(G1)で示したい意地とプライド

【この記事のキーワード】, , ,
同期の大金星に坂井瑠星も面目丸潰れ!? 秋華賞(G1)で示したい意地とプライドの画像1
荻野極騎手

 秋G1の開幕戦となったスプリンターズS(G1)を、伏兵ジャンダルムとのコンビで勝利した荻野極騎手。1枠2番という絶好枠を生かし、見事な手綱捌きを披露した。

 人馬共に嬉しいG1初勝利を飾ったレース後には、「私自身、初GIを獲らせていただいて、ジャンダルムも良い競馬をしてくれました」「乗せて下さったオーナー、調教師、応援して下さったファンの皆様に感謝」と喜びを爆発させた。キャリア7年目で掴んだG1タイトルは、これまで味わったことのない格別なものだったに違いない。

同期の大金星に坂井瑠星も面目丸潰れ!? 秋華賞(G1)で示したい意地とプライドの画像2
坂井瑠星騎手

 そんな荻野極騎手の初戴冠を、同期の坂井瑠星騎手はどのような思いで見つめていただろうか。

 これまでJRAでは通算265勝を挙げ、重賞を9勝している坂井騎手。同期の中では木幡巧也騎手(通算184勝、重賞2勝)、荻野極騎手(通算172勝、重賞2勝)、藤田菜七子騎手(通算144勝、重賞1勝)などと比較しても、抜きんでた成績を誇っている。

 今年は海外遠征を挟みながらでも、現在69勝(10日終了時点)とキャリアハイ(年間53勝)を大きく更新中で、全国リーディング8位と好調だ。3月にはバスラットレオンで海外重賞初制覇を成し遂げるなど、随所に渡って存在感が光る。

 充実一途を辿る坂井騎手だが、いまだ手が届かないでいるのは、JRAのG1勝利だ。

 昨年はユニコーンライオンで宝塚記念(G1)2着、アナザートゥルースでチャンピオンズC(G1)3着と、あと一歩のところで惜敗。G1には、これまで計27度挑戦してきたが、悉く厚い壁に跳ね返されてきた。

 その裏で、荻野極騎手がわずか3度目のG1挑戦で壁を越えたとなれば、坂井騎手にとっては少々複雑な想いがあったかもしれない。無論、G1を勝つことは容易いことではないが、これまで騎乗機会が何度もあっただけに、同期トップとしては悔しさもあるだろう。

秋華賞で示したい意地とプライド

 しかし、そんな坂井騎手にG1初制覇へ大チャンスが到来した。そう言えるのも、今週末の秋華賞(G1)では上位人気の一角を担うスタニングローズ(牝3、栗東・高野友和厩舎)に騎乗するからである。

 オークス(G1)では、二冠を達成したスターズオンアースの2着に迫ったスタニングローズ。前走の紫苑S(G3)は、大外枠から先行して2着馬を捻じ伏せる横綱競馬で勝利を収めるなど、順調に本番を迎えられるだけの態勢も整った。

 一方で、ライバルのスターズオンアースはオークス後に骨折が判明。症状は軽度だったとはいえ、成長期に順調な調整を歩めなかったのは確かだけに、付け入る隙は十分にありそうだ。

「なんとかスタニングローズと一緒にG1を勝ちたい」
 
 紫苑Sのレース後、秋華賞を見据えそう宣言した坂井騎手。同期トップの意地とプライドを懸けて、待望のG1初制覇に期待したい。

同期の大金星に坂井瑠星も面目丸潰れ!? 秋華賞(G1)で示したい意地とプライドのページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
  7. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  10. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……