
JRA武豊、福永祐一に匹敵の注目度?「3連単151万円超」演出…アノ騎手の覚醒を期待する声
武豊、福永祐一に匹敵の注目度?
2023年はスタートから「競馬界を代表する名手」へ大きな注目が集まっている。
競馬界のレジェンド・武豊騎手は、8日に実施されたシンザン記念(G3)で前人未到のJRA重賞350勝を達成。さらには通算4400勝も目前に迫っており、その動向に熱い視線が注がれている状況だ。
また、昨年101勝を挙げ13年連続100勝超えを達成した福永祐一騎手は、今年2月いっぱいで騎手を引退して調教師に転身することが決まっている。残された時間の中で、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。今後も有力馬は揃っており、最後まで話題を集めそうな気配だ。
競馬界を代表する名手たちの手腕に期待は高まるが、存在感を示しているという意味では、「花の35期生」や「新・黄金世代」などと呼ばれ注目を集めた亀田温心騎手も無視することはできない。
28日、小倉競馬場で行われた11R周防灘特別(2勝クラス)は10番人気エナジーグラン(牡4歳、栗東・高柳大輔厩舎)が優勝。今年5年目を迎えた亀田騎手が「3連単151万円超」の大波乱を演出してみせた。
レース後には鞍上が「スペースがなかったので内へ切り替えました」とコメントしたように、内をロスなく立ち回り差し切って勝利。続けて「昇級戦でしたが、内容の良いレースをして走ってくれました」と納得の表情を浮かべていた。この好騎乗には多くの称賛の声が上がっている。
2019年3月にデビューし2年目は40勝、3年目は38勝を挙げるなど着実に結果を残していった亀田騎手。2021年5月の葵S(重賞)では重賞初勝利を達成した。同年8月にはキーンランドC(G3)も快勝。冷静に勝ち馬レイハリアを導いた手腕は、今後の活躍を期待させるものだったが…。
昨年は、思わぬ大不振に陥ってしまった。年初から101連敗を喫するなど、まさに飛躍への正念場だったと言えるだろう。
苦しんだ経験は生きるはず…「覚醒」を期待する声
「2、3年目までは着実な成長を感じさせていた亀田騎手。しかし、昨年は騎乗数が20・21年の半数近くまで落ち込むなどの影響もあり、成績は9勝止まりと厳しいものとなってしまいました。
そのような状況で迎えた今年は、22日の小倉8Rで節目となるJRA通算100勝を達成。28日の周防灘特別は好騎乗で3連単151万円超の大波乱を演出するなど、インパクトある活躍を見せています。
粒揃いの同期の中でも将来を嘱望する声が多かった亀田騎手。そんな期待に応えたい気持ちがある中で、昨年の結果は本人も相当に悔しかったのではないでしょうか。ただ、その経験は今後に生きてくるはず。それは今年スタートからの結果を見ても明らかです。100勝達成時に『1鞍1鞍大事に騎乗していきたい』とコメントするなど、真摯に競馬へ向き合う気持ちが今まで以上にみられ、今年は覚醒の予感もします」(競馬記者)
昨年を振り返るインタビューで「反省することはたくさんあったなと思っています」と苦しい胸の内を明かしていた亀田温心騎手。史上101人目のJRA通算100勝を達成した2023年は、大きな飛躍を遂げるのだろうか。スタートから存在感を示している逸材だけに、今後の動向に注目したい。
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