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武豊支える「大物馬主」から第二のスマートファルコン出現!? 4400勝メモリアルVから1時間40分後の衝撃!

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武豊騎手

 4日、小倉競馬場の1Rはハナを切った1番人気のスマートアイが勝利。鞍上の武豊騎手は前人未到のJRA通算4400勝を達成した。

 この日、応援に駆け付けた池添謙一騎手を始め、多くの競馬ファンやジョッキー仲間たちが詰めかけた表彰式において、レジェンドは「直線は土曜の1Rとは思えない歓声が聞こえました。改めて幸せだと思います」と喜びのコメントを残している。

 なお騎乗していたスマートアイは、武豊騎手が落馬負傷の影響で不振に陥っていた2010年頃も、スマートファルコンなどの有力馬で同騎手をバックアップし続けた大川徹オーナーの所有馬だ。

 同オーナーは、その後もスマートレイアーやスマートオーディンなど重賞級の馬を依頼するなど、レジェンドを支える大物個人馬主の一人である。そんな背景もあってか、今回のメモリアル勝利にはネット上の掲示板などでも「大川さんの馬で区切りを決めてくれて嬉しい」といったファンのコメントも見られた。

 さらにこの日は、そんな冠名「スマート」でお馴染み大川オーナーの持ち馬から、また新たな大物候補が出現した。

「大物馬主」から第二のスマートファルコン出現!?

 レジェンドのメモリアルVから約1時間40分後、中京競馬場の4Rに行われた3歳新馬戦を8馬身差で大楽勝したスマートサニー(牡3歳、栗東・松永昌博厩舎)だ。

 ダート1800mに9頭が集った一戦。1番人気は松山弘平騎手のサトノトライアンフで単勝オッズ2.5倍。対する小沢大仁騎手とスマートサニーは6番人気、単勝は18.3倍の伏兵評価に甘んじていた。

 8枠8番から好スタートを切ったスマートサニーは、すぐに行き脚も付いてハナへ。他に競りかけてくる馬がいなかったことも功を奏し、前半1000m通過を65秒1のスローに持ち込んで最後の直線に入る。

 直線半ばで後続を突き放すと、あとは独壇場。逃げたにもかかわらず上がり3ハロンをメンバー最速の37秒6でまとめ、2着ワンダーエッジに1秒4差をつけてデビューVを決めた。

 これが2023年の初白星にもなった小沢騎手はレース後、「逃げ馬がいたらついて行こうと思ったが、楽にハナが切れた。上がりもしっかりとしていたのでこれからが楽しみです」と高評価を下している。

「3着馬にはさらに9馬身もの差がついていただけに、勝ったスマートサニーの強さがただただ際立ったレースでした。勝ちタイムの1分55秒1も、今年行われた中京ダート1800mの新馬戦で断トツとなります。

ちなみにシニスターミニスター産駒のスマートサニーは、ここ7戦連続で武豊騎手が手綱を務め、19日のフェブラリーS(G1)にも参戦を予定しているオープン馬ヘリオスの近親にあたる血統。

所有する大川オーナーは武豊騎手と何かと縁があるだけに、もしかしたら今後レジェンドが跨る機会もやってくるかもしれませんね」(競馬誌ライター)

 レース後にはSNSやネットの掲示板などにも「これは衝撃的な勝ち方」「第二のスマートファルコンになってほしい」といったコメントが寄せられていた。ダート界に現れた新星に今後も注目してみたい。

冨樫某

冨樫某

キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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