
ディープ&キンカメ「2強時代」に終止符か!? 社台ファーム吉田氏が明言「海外の優秀牝馬を配合する」第3の大物とは!?

国内最強種牡馬はディープインパクトか、キングカメハメハか。G1馬を量産する両馬による「2強時代」が今後もしばらく続くものと思われていたが、意外な種牡馬の台頭が生産界をにぎわせている。その馬とは、スクリーンヒーローだ。
スクリーンヒーローといえば、2008年のジャパンカップでの快走劇が思い出される。この年のジャパンカップはメイショウサムソン、ウオッカ、ディープスカイといった3世代のダービー馬が揃う華やかなレースであったが、馬群を抜け出て真っ先にゴールを駆け抜けたのは、9番人気の伏兵、スクリーンヒーローだった。
前走のアルゼンチン共和国杯を勝つまで、まだ条件馬だったスクリーンヒーローのG1初制覇に、「ようやく素質が開花した」と関係者たちは喜んだ。しかしその後、スクリーンヒーローは一度も勝利することなく引退。ジャパンカップ馬でありながら、地味な印象のまま種牡馬入りした。
そんなスクリーンヒーローの初年度産駒から、現役最強の座を争う大物産駒が立て続けに現れた。2015年の安田記念、マイルチャンピオンシップ、さらには香港マイルを完勝し年度代表馬にも選ばれたモーリス。そしてもう一頭は、昨年の有馬記念で8番人気の低評価を覆して勝利したゴールドアクターだ。
5月1日は、この2頭が注目を集める1日だった。モーリスは香港の国際G1、チャンピオンズマイルに出走。ゴールドアクターは春の天皇賞に出走。ともに1番人気を背負い、モーリスは完勝、ゴールドアクターは12着と明暗分かれる結果に終わったが、ゴールドアクターは外枠発走だったことを考慮すれば、この敗戦で評価が極端に下がることはないだろう。
ディープ・キンカメ産駒が毎週のように主役を張る中で、「第3の種牡馬」が存在感を示したことは大きい。この日、2頭のレースを息を呑んで見守ったという北海道の牧場関係者はこう語る。
PICK UP
Ranking
17:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬