渾身の「ユタカマジック」炸裂でキタサンブラックが天皇賞制覇! 興奮冷めやらぬまま遠く香港でも「魔法」が巻き起こる!?
本日行われた天皇賞・春(G1)は、2番人気のキタサンブラックがスローペースで逃げを打ち、直線で13番人気のカレンミロティックに一度は差されるもゴール直前で再び差し返し、G1競走2勝目を達成した。
距離適性への不安もあった同馬だが、エスコートした名手・武豊騎手が「これぞ真骨頂」と思わせる絶妙なスローペースでレースを支配。キタサンブラックの後で控えたカレンミロティックはその恩恵をしっかりを受けて2着と、池添騎手の勝負強さがここでも発揮された。中段でしっかり脚を溜めたシュヴァルグランが3着となっている。
このレース、やはりキタサンブラックに騎乗した武豊騎手の「神騎乗」を褒め称える他ない。絶妙な折り合いでレースの主導権を握り、直線では一度はカレンミロティックに一端先頭をゆずるも、即差し返してギリギリの勝負を制した。最後の伸びはキタサンの力を如実に表しているが、それもまた「ユタカマジック」と表現したくなってしまう。さすがは「平成の盾男」だ。
京都競馬場は今日、間違いなく「魔法」に包まれた。そして今日、遠く海外では別の「マジック」が巻き起ころうとしている。
舞台は香港、チャンピオンズマイル(G1)。このレースには日本の、いやアジアのマイル王となったモーリスが参戦。昨年国内で安田記念とマイルチャンピオンSを制し、暮れの香港マイルで並み居る強豪を撃破した日本短距離界の帝王が始動する。
今回、モーリスのパートナーを務めるのは、香港で「マジックマン」の異名を取る世界最高峰の騎手の1人、J.モレイラだ。
シンガポール、香港でシーズン最多勝記録を達成し、昨年は日本のワールドオールスタージョッキーズでも優勝と、主にアジアで大暴れするブラジル人騎手の評価は上がるばかり。モーリスにとってこれほど心強い相棒はいないだろう。
京都、そして香港と2つの地で「マジック」を見ることができるかもしれない。天皇賞・春の興奮冷めやらぬまま、チャンピオンズマイル(G1)が日本時間17:10発走予定となっている。
PICK UP
Ranking
11:30更新
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?- パンサラッサやサイレンススズカも及ばない、天皇賞・秋(G1)史上最速ラップの歴史
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 競馬界に”2世騎手”たちが続々参入中! 息子たちは偉大なる父を超えることができるのか?














