
横山典弘、和生、武史は「計14連敗」の鳴かず飛ばず、横山対決で分かれた明暗…「3戦無敗」の若手が川田将雅を上回る快記録

5日の中山で乗鞍はわずか2鞍ながら、2戦2勝の完璧騎乗を見せたのが、リーディングトップの川田将雅騎手だ。
当初は弥生賞ディープインパクト記念(G2)でグランヴィノスとのコンビを予定していたものの、脚部不安が出たため回避。お目当ての馬には乗れなかったが、1番人気バラジで9Rの湾岸S(3勝クラス)、3番人気ホウオウルバンで10Rの総武S(OP)を連勝。いずれも上位人気馬ではあったが、さすが名手と思える素晴らしい手綱捌きだった。
「3戦無敗」の若手が川田将雅騎手を上回る快記録

これに対し、川田騎手の2戦2勝を上回る「3戦3勝」のパーフェクト騎乗を披露したのが、デビュー3年目の若手、横山琉人騎手だ。
先週末の日曜はローカル開催もなく2場開催。その上、この日行われる重賞がメインレースの弥生賞のみということもあり、トップクラスのジョッキーの多くが集まった中山開催。普段はローカルで騎乗馬の確保に勤しんでいる若手騎手にとって、少なくとも歓迎できる状況ではなかったはずだ。
にもかかわらず、その限られたチャンスで満点回答を出したのだから、関係者からの評価もうなぎ上りとなったのではないだろうか。
奇しくも日曜中山には、同じ横山姓を持つ騎手の横山典弘、和生、武史ら横山一家が勢揃い。知名度や実績で圧倒的に上回るファミリーが1勝も挙げられなかった一方で、血縁関係のつながりを持たない第4の横山騎手が存在感のアピールに成功した。
その横山琉騎手だが、土曜中山では5鞍に騎乗するも5戦全敗。騎乗馬の中に人気薄が3頭いたとはいえ、残り2頭は1番人気と3番人気であり、絶好調とは言い難い成績に終わっていた。
しかし、日曜中山ではまるで人が変わったかのような快進撃。1Rの3歳未勝利(ダート1800m)では、1000m通過65秒5の超スローペースを2番手追走から楽に抜け出し、2着に2馬身差をつける完勝。積極果敢に前を意識するポジション取りも功を奏し、幸先のいいスタートを決めた。
また、2勝目を挙げた5Rの3歳未勝利(芝2200m)でも、好位追走からワンテンポ早めに抜け出し、後続の追撃を凌いでの勝利。それから4時間後の登場となった最終レースの4歳上2勝クラス(ダート1200m)もまた、C.ルメール騎手が騎乗した断然人気の馬を2番手から抜き去る見事な騎乗で3連勝を決めた。
3勝の内訳が3番人気2頭に4番人気1頭と、有力馬を任された幸運はあれども、3レースで1番人気に支持されていた馬の単勝は1.5倍→2.2倍→1.9倍。大本命の強敵を相手に結果を残したことはこれからの自信となるだろう。
3戦3勝という快記録について『東京スポーツ』が報じたコメントによると「こんな日なかなかないですよ」と横山琉騎手もご満悦。師匠の相沢郁調教師も「琉人すごいな。今の(12R)なんかベテラン騎手みたいな乗り方してたよ」と驚いていた。
結局、この日の中山で実現した横山対決は、琉人騎手の3勝に対し、横山一家は父の典弘騎手、長男の和生騎手、三男の武史騎手で計14鞍に騎乗しながら全敗。同じ横山姓でも横山義行元騎手の次男である琉人騎手が圧倒する結果に終わった。
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