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オークス(G1)へ「遅れてきた大物」が堂々のデビュー2連勝! 戸崎圭太「強い競馬でした」二冠馬の娘を絶賛も気になる賞金ボーダー

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オークス(G1)へ「遅れてきた大物」が堂々のデビュー2連勝! 戸崎圭太「強い競馬でした」二冠馬の娘を絶賛も気になる賞金ボーダーの画像1
戸崎圭太騎手 撮影:Ruriko.I

「強い競馬でした」

 8日、中山競馬場で行われた7R・3歳1勝クラスは、1番人気のミッキーゴージャス(牝3歳、栗東・安田隆行厩舎)が勝利。母に2015年の二冠馬ミッキークイーンを持つ良血馬が単勝1.4倍に応え、デビュー2連勝を飾っている。

 牝馬クラシック開幕戦となる桜花賞(G1)を明日に控えたこの日、5月のオークス(G1)に向けて楽しみな存在が現れた。

 10頭立ての芝1800mのレース。スタートを決めたミッキーゴージャスは戸崎圭太騎手に促されて3番手の好位へ。前2頭が飛ばす展開になったが、馬はしっかりと折り合っていた。1000mを62秒1(稍重)で通過した辺りからじょじょに前との差を詰め始め、最後の直線入り口で先頭集団に並びかけると、あっさりと抜け出している。

「1週前の追い切りでは、皐月賞(G1)を2週後に控えるダノンタッチダウンと併せ馬をして先着。大きく先行していましたし、相手が動かなかったこともありますが、素質のあるところを見せていました。

レースは、まったく危なげない競馬でしたね。スタート直後は少し力んでいましたが、1、2コーナー辺りからは落ち着いて走れていました。最後の直線の伸び脚も秀逸でしたし、ゴール手前で戸崎騎手が手綱を緩める余裕の勝利。ここでは力が違ったという感じです。

ただ、レース後に戸崎騎手が『まだ体ができ上がっていない状態』と指摘していた通り、まだまだこれからの馬。オークスを勝ったお母さんのミッキークイーンは早くから能力を発揮していましたが、どちらかと言えば古馬になって宝塚記念(G1)を勝った父ミッキーロケットの方が出ているのかもしれません。もともと小さな馬で、この日も436キロの出走でしたが、1年前のこの時期では400キロ程度しかなかったそうです。

これでデビュー2連勝になりましたが、戸崎騎手が『勝負どころでモタモタする面があった』と言っていた通り、まだ良くなる余地がありそうです。良血馬だけに楽しみですし、じっくりと見守りたい1頭ですね」(競馬記者)

 レース後、ミッキーゴージャスを管理する安田隆調教師は「オークスに登録します」と母娘制覇に意欲を見せたが、トライアルレースは使わないそうだ。やはり、まだ成長を促したい段階ということもあって、今後もレース間隔をしっかり取った上で使われていくことになりそうだ。

「母がミッキークイーンというだけあって『オークスで見たい』と思っているファンも多いと思いますが、明日の桜花賞でも阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)2着馬のシンリョクカがあわや除外という状況だったように、今年の3歳牝馬は賞金ボーダーが非常に高い状態です。

桜花賞出走組が全馬オークスに向かうわけではないですが、トライアルレースで優先出走権を得た馬も合流してくるでしょうし、残念ながらこのままだとミッキーゴージャスの姿をオークスで見られる可能性は低いと言わざるを得ません」(別の記者)

 仮にオークスを除外になった場合は、2勝クラスに挑戦することになりそうだが、あっさりと勝ち上がるようなら、最後の一冠・秋華賞(G1)へ大きく前進することになる。

「距離は延びても大丈夫そうです」

 レース後には、戸崎騎手から2400mのオークスを見据えたコメントも飛び出したミッキーゴージャス。果たして、この良血馬の晴れ舞台は5月の東京か、10月の京都か。いずれにせよ、大きな注目を集めることになりそうだ。

GJ 編集部

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