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15年の時を経てフローラS(G2)で娘同士が対決!三連単平均「600万超」大荒れ、2008年の牝馬三冠レースで対峙した牝馬2頭

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15年の時を経てフローラS(G2)で娘同士が対決!三連単平均「600万超」大荒れ、2008年の牝馬三冠レースで対峙した牝馬2頭の画像1

 9日に行われた桜花賞(G1)は、1番人気リバティアイランドの強さだけが際立つ結果となった。2着に6番人気コナコースト、3着には5番人気ペリファーニアの伏兵2頭が入ったものの、三連単配当は1万3220円にとどまった。

 リバティアイランドがオークス(G1)と秋華賞(G1)でもその実力を発揮すれば、たとえ人気薄が馬券圏内に忍び込んだとしても、びっくりするような高配当は望めないだろう。牝馬三冠の残り2レースも比較的堅い決着に終わる可能性が高そうだ。

 これとは正反対に荒れに荒れたのが2008年の牝馬三冠路線だった。

【2008年牝馬三冠レース結果】
<桜花賞>
1着 レジネッタ(12番人気)
2着 エフティマイア(15番人気)
3着 ソーマジック(5番人気)
※三連単配当=700万2920円
<オークス>
1着 トールポピー(4番人気)
2着 エフティマイア(13番人気)
3着 レジネッタ(5番人気)
※三連単配当=44万360円
<秋華賞>
1着 ブラックエンブレム(11番人気)
2着 ムードインディゴ(8番人気)
3着 プロヴィナージュ(16番人気)
※三連単配当=1098万2020円

 ご覧のように3レース全てで3番人気以内の馬は壊滅。馬券に絡んだ9頭中5頭が2桁人気の伏兵馬だった。最も平穏だったオークスですら三連単は44万超の高配当をつけ、3レースの三連単平均配当は614万1767円にも上った。

 そんな08年は9頭が牝馬三冠レースに皆勤したが、うち2頭の娘が23日に東京競馬場で行われるフローラS(G2)に出走するという。

 その2頭は、いずれも上位人気が予想されるソーダズリング(牝3歳、栗東・音無秀孝厩舎)とブライトジュエリー(牝3歳、栗東・橋口慎介厩舎)だ。

『netkeiba.com』が公開している予想オッズ(21日現在)によると、ソーダズリングが1番人気、ブライトジュエリーが2番人気の支持を集めている。どちらも切れ味抜群の末脚で未勝利戦を勝ち上がっており、オークスの権利獲りが期待されている。

 ソーダズリングの母は08年の桜花賞で3着に好走したソーマジック。オークスは8着、秋華賞は7着に敗れたが、大崩れすることなく、3つのレースを走り抜いた。

 一方、ブライトジュエリーの母は08年チューリップ賞(当時G3)の勝ち馬エアパスカルだ。こちらは桜花賞こそ0秒5差の9着に健闘したが、オークスで17着、秋華賞では最下位18着に敗れている。

 両馬の着順を比較するとわかる通り、08年の母同士による直接対決は3回すべてでソーマジックがエアパスカルに先着していた。

 あれから15年の時が流れ、今度はオークストライアルで娘同士が顔を合わせる。ブライトジュエリーが母エアパスカルのリベンジに成功するのか、それとも返り討ちにあうのか――。

 15年前の牝馬三冠路線に思いを馳せながら今年のフローラSを見てみるのも面白いかもしれない。

GJ 編集部

GJ 編集部

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