
「ハマの大魔神」だけじゃない!? 現役プロ野球監督「12人中3人」が馬主経験あり… 青葉賞(G2)にも有力馬が出走
「強運馬主は誰か」と聞かれて真っ先に思い浮かぶのは、かつてディープインパクトやキングカメハメハを所有した金子真人オーナーではないだろうか。現役馬にはソダシとポタジェという2頭のG1馬もいて、重賞勝ち馬は数知れず。
そんな金子オーナーに勝るとも劣らない強運の持ち主といわれるのが、元プロ野球選手で日米通算381セーブを挙げた「ハマの大魔神」こと佐々木主浩オーナーだろう。
僅か30頭あまり所有してきた馬の中から3頭のG1馬(ヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロス)が出るなど、現役引退後は何が本業か分からなくなるほどの強運ぶりを発揮。29日に東京競馬場で行われるダービートライアルの青葉賞(G2)にもシュヴァルグランらの弟、グランヴィノスを有力馬の1頭として送り込む。
佐々木オーナー以外にも元中日の山本昌氏が一口馬主としてアルアイン・シャフリヤール兄弟などに出資していたことが有名だ。競馬好きが高じて馬主業に精を出す元プロ野球選手は少なくない。
実は現在プロ野球で監督を務める12人の中にも馬主がいる。
現役プロ野球監督「12人中3人」が馬主経験あり…
23日終了時点で、ともにリーグ単独トップに立っているDeNAの三浦大輔監督とロッテの吉井理人監督の2人だ。
本業で絶好調の両監督は、佐々木オーナーには及ばないが、馬主としてもまずまずの結果を出している。
三浦監督の所有馬の中で最も有名なのはリーゼントロックというダイワメジャー産駒だろう。重賞勝利には手が届かなかったが、19年末に引退するまでダートを主戦場に1億5000万円以上の賞金を稼ぎ出した。他にも現在3勝クラスのリーゼントフラムというロードカナロア産駒などが現役で活躍中だ。
一方の吉井監督は地方の南関東競馬に所属する現役馬を2頭所有。1頭は浦和でデビューから無傷の2連勝を飾った4歳馬のリジン。母のフォーシームは吉井監督にとって初めての所有馬で、思い入れのある血統だ。他にも船橋所属の7歳馬マゼが、今月11日に通算3勝目を挙げるなど、コツコツと賞金を稼いでくれている。
そして三浦監督と吉井監督以外にもう1人、日本ハムの新庄剛志監督もかつて1頭だけ所有した経験がある。
選手として引退後の08年に北海道オータムセールにて210万円(税込)で落札したのがダイタクバートラム産駒の牡馬だった。タノシンジョイと名付けられた愛馬は、南関東の船橋でデビュー。初戦Vをやってのけ、3歳春には地方所属のまま中央の500万下のレースにも出走している。
タノシンジョイは古馬になってからも南関東で3勝を挙げる活躍を見せ、4年弱の現役生活で40戦4勝。引退までに、取引額の3倍以上となる約700万円を稼いだ。
その後は馬主業からは身を引いている新庄監督だが、本業の方は今年もパ・リーグ最下位に低迷している。三浦監督と吉井監督が本業で結果を出しているとなると、勝負師としての勘を磨くためにも、“馬主復帰”を本気で考えてもいいかもしれない。
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