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天皇賞・春(G1)レース当日にまさかの落馬負傷、相棒も故障で長期離脱…北村友一騎手×ディアスティマが残した2年前の忘れ物

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タイトルホルダー 撮影:Ruriko.I

 30日には、京都競馬場で天皇賞・春(G1)が開催される。

 同レースは昨年、圧巻の強さで他馬との格の違いを見せたタイトルホルダーと横山和生騎手のコンビに連覇がかかるレースでもある。その他にも、苦楽を共にした間柄のディープボンドと和田竜二騎手は、悲願のG1初制覇を目指す。

 また、かつてのパートナーに手綱が戻り、前走の阪神大賞典(G2)を制したジャスティンパレスとC.ルメール騎手、同レースを2着と惜敗したものの新コンビで長距離界に名乗りを上げるボルドグフーシュと川田将雅騎手といったメンバーが新長距離王を目指す。

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ディアスティマ

 そんな中、北村友一騎手とディアスティマ(牡6歳、栗東・高野友和厩舎)が、2年越しにコンビで天皇賞・春の出走を実現させる。

 2年前の2021年に本番と同じ阪神3200mで行われた松籟S(3勝クラス)を快勝し、北村友騎手が「スタミナが豊富な馬」と高く評価していたディアスティマ。その勢いのまま天皇賞・春に駒を進めたが、開催当日に北村友騎手が落馬……。ディアスティマは、坂井瑠星騎手に乗り替わって6着に終わった。

 無念の北村友騎手だったが、休養中には『Number』(文藝春秋)のインタビューに応じ「怪我の前よりも進化した、成長した自分になって戻ってきたい。今はそういう気持ちで頑張っています」と語っている。

 しかし、その後は長期休養を経て復帰を果たしたものの以前の活躍ぶりが影を潜め、現在まだ4勝と苦戦。2018年には90勝を挙げてリーディング6位と次代を担う若手の1人に挙げられていたが、当時の精彩を欠いてしまっている状況だ。

 また、ディアスティマも次走の札幌日経オープン(L)を勝利した後に右前脚の種子骨靱帯炎を発症。約1年2か月後に復帰し、北村友騎手と再びコンビを結成したものの3連敗を喫している。

 大きなアクシデントによって長期離脱を余儀なくされた人馬だが、光明が見えたのが前走の日経賞(G2)だ。勝ち馬のタイトルホルダーとは差が開いたが、道悪で先行馬が崩れる中、直線では大きくバテずに3着。重賞で通用するスタミナを改めて証明し、上昇気流に乗って本番を迎えている。

 北村友騎手はパートナーの健闘に「終始リズムよくしっかりと走り切ってくれた」とコメント。一度は幻に終わった長距離王決定戦へ、2年前の“忘れ物”を取りに行く準備は整った。

GJ 編集部

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