
ポストキズナVSディープインパクト後継!? 「最強世代」から素質馬続出!京都新聞杯(G2)で「ダービー最終切符」を掴むのは誰だ!?

世代の頂点を決める日本ダービー(G1)に向けて、その最終切符を巡って今週も激しい争いが展開される。5月7日(土)に京都競馬場で開催される京都新聞杯(G2)にもまた、虎視眈々と天下獲りを狙う若武者たちが集結した。
その中心は、すでに東京スポーツ杯2歳S(G3)、毎日杯(G3)と2つの重賞を制しているスマートオーディン(牡3歳、栗東・松田国英厩舎)だ。
前走の毎日杯を単勝1.7倍という圧倒的な人気に応えて完勝。上がり3ハロン32.7秒は2位に0.6秒差もつけた、まさに”異次元の末脚”だった。東京スポーツ杯2歳Sを制した際も32秒台の上がりを見せており、その末脚の破壊力は世代トップクラスといえるだろう。
また、毎日杯を制しながら、皐月賞(G1)をパスして京都新聞杯に出走するローテーションは、2013年の日本ダービーを制したキズナと同じ。キズナはここを勝って本番に駒を進めたが、スマートオーディンは偉大なる先輩に続けるだろうか。鞍上は前走からコンビを組んでいる戸崎圭太騎手。
6冠牝馬ブエナビスタの半弟エルプシャフト(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)も注目度なら負けてはいない。
体質強化のため今年4月までデビューが遅れたが、初戦となった未勝利戦(阪神2000m)を快勝。ここへの出走は抽選待ちだったが、まるで最高峰の戦いへ導かれるように出走を決めた。
母ビワハイジは今や日本でも指折りの繁殖成績を残している名牝。姉ブエナビスタ以外にも阪神JF(G1)を勝ったジョワドヴィーヴルや、日本ダービーで3着だったアドマイヤオーラなど重賞勝ち馬がずらり。その上、父がディープインパクトとくれば日本を代表する超良血と述べて差し支えないだろう。
デビューがここまで遅れたとあって、見た目の馬体はまだ華奢に見えるが、440㎏にも満たないその小柄で躍動感のある馬体はディープインパクトを彷彿とさせるもの。すでに関東の名手・横山典弘騎手を確保していることも、陣営の”本気度”の表れだろう。強い相手にどこまでやれるのか注目だ。
話題の超高額馬ロイカバード(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎)もダービーの舞台に立つに相応しい馬ではなかろうか。
2億円を超える「高額馬対決」で話題になった2月のきさらぎ賞(G3)では、ライバルのサトノダイヤモンドに完敗しての3着。そこから放牧に出て、じっくりと立て直してきた。福寿草特別(500万下)では強いレースを見せていただけに、条件が近いこのコースで一皮むけた姿を見せたい。勝負強い池添謙一騎手を配して、新味を出せるか。
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