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ソダシ「降板」の中堅騎手が挑む2度目の日本ダービー! 姉に海外G1馬を持つ好素材で因縁の川田将雅、D.レーン斬りなるか

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ソダシ「降板」の中堅騎手が挑む2度目の日本ダービー! 姉に海外G1馬を持つ好素材で因縁の川田将雅、D.レーン斬りなるかの画像1
吉田隼人騎手 撮影:Ruriko.I

 D.レーン騎手との新コンビで14日のヴィクトリアマイル(G1)に挑み、2着に好戦したソダシ。次走に予定している安田記念(G1)では同騎手がセリフォスに騎乗予定のため、新たに川田将雅騎手とコンビを組むことが発表された。

 ソダシを手掛ける須貝尚介調教師は「使った後も変わりなくきている」と、順調さをアピールしている。前走は約半年の休み明けだった上、過去最高となる488キロの馬体重でもあった。1度使われたことで上積みが見込めるだけに、前走以上の着順も十分期待できるだろう。

 一方、この発表を受けてソダシからの降板が確定的となってしまったのが吉田隼人騎手である。

 2020年7月のデビュー戦からコンビを組み続け、G1・3勝を飾るなど同馬とは苦楽をともにしてきた。しかし、昨夏の札幌記念(G2)以降は3走連続で人気を下回る着順に敗れていたこともあってか、先日のヴィクトリアマイルでついに他のジョッキーに手綱を譲ることになってしまった。

 譲った相手であるレーン騎手は先述の通り、安田記念では既に騎乗予定馬がいた。一方の吉田隼騎手は同レースの騎乗予定馬も見当たらなかったため、一部のファンからコンビ再結成を望む声も聞かれたが、結果的に手綱が戻ってくることはなかった。

「ソダシと新コンビが決まった川田騎手は、他にもお手馬のダノンスコーピオンが安田記念にエントリーしていました。

陣営もそれは承知していたと思いますが、それでも空いている吉田隼騎手ではなく川田騎手に依頼したということは、事実上のコンビ解消ということになりそうです」(競馬誌ライター)

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フリームファクシ 撮影:Ruriko.I

 このままソダシからはお役御免となりそうな吉田隼騎手だが、今週末に開催される競馬の祭典・日本ダービー(G1)には、初コンビのフリームファクシ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)と挑む予定だ。

 今年のきさらぎ賞(G3)を勝っている同馬は、姉に英国のナッソーS(G1)などG1・2勝をあげたディアドラがいる良血だ。皐月賞(G1)では9着に敗れたが、手綱を務めたレーン騎手は「重馬場に脚を取られた」とレース後に話しただけに、良馬場でダービーが開催されれば見直す手もあるか。

 ちなみに同馬は、ソダシと同じ須貝厩舎の管理馬で金子真人オーナーの所有馬である。このことを考えると吉田隼騎手はソダシを乗り替わりになったものの、陣営と完全に仲違いしたというわけではなさそうだ。

 しかもフリームファクシは、ソダシの件で因縁のある川田騎手とレーン騎手がこれまで跨ってきた馬。両騎手も他の馬でダービーに参戦を予定しているだけに、吉田隼騎手としてもこの馬で2人を上回る好騎乗を見せることで陣営に対するアピールにも繋がりそうだ。

 失った信頼を取り戻すことで再びソダシに乗るチャンスも巡ってくるかもしれない。出走が確定すれば吉田隼騎手にとって2度目のダービー騎乗となる今回は、より気合いの入る一戦になりそうだ。

GJ 編集部

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