GJ > 競馬ニュース > カデナの「必須条件」  > 2ページ目
NEW

カデナの日本ダービー制覇にはスローペースがほぼ「必須条件」?世代トップクラスの優等生が皐月賞惨敗で露呈した「課題と限界」

【この記事のキーワード】, ,

「皐月賞ほどではありませんが、ダービーにしてもそこまでペースの落ちるレースではありません。近年を振り返っても前半のペースが極端に遅かったのは不良馬場で行われた2011年くらい。ワンアンドオンリーが制した2014年のように場合によっては34秒台の厳しいペースにもつれ込むことも考えなければなりません。となると、追走能力の不安を露呈したカデナにとって厳しい戦いになることは間違いないでしょう。

そもそも、3走前→2走前の重賞2連勝が評価されて前走は3番人気に推されましたが、今思えば内容的にそこまで評価すべきものだったかどうか。どちらのレースも世代トップクラスの強豪馬は不在で、クラシックまでに施行された重賞の中ではレベルの低いレースだったと考えることも可能です。元をたどれば4走前の百日草特別も評価の高かったレースですが、僅差で敗れたアドマイヤミヤビが桜花賞→オークスとどちらも人気を裏切っています。ダービーでカデナがどのくらいの人気になるかは未知数ですが、もう一度この馬の真の実力について認識を改め直す必要があるでしょう」(競馬記者)

 今年のダービーがどのようなペースになるかはゲートが開いてみないとわからない。カデナにとってはスローのほうが良いことはほぼ確実なだけに、前半3Fのタイムがこの馬の運命を決定するかもしれない。

 なお馬主の前田幸治氏はスポーツ報知の取材に対し、もしダービーを優勝すれば皐月賞4着のクリンチャーとともに凱旋門賞への挑戦を計画中という発言を残している。日本馬の海外での活躍を見たいのは山々だが、夢を語るにもまずは国内でのG1タイトル奪取が先決。果たしてオーナーの野望は現実のものとなるのだろうか。

カデナの日本ダービー制覇にはスローペースがほぼ「必須条件」?世代トップクラスの優等生が皐月賞惨敗で露呈した「課題と限界」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……
  2. 「存在自体が奇跡」常識外の”近親交配”で生まれた怪物・エルコンドルパサーの強さと「伝説のG2」
  3. JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  7. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター