
武豊ダンビュライトは3番手まで!? オタク界の競馬女王・桃井はるこがダービーで狙うはあの「ハイレベルレース」だ!

――アドミラブルが制した青葉賞(G2)の2着馬ですが……、はっきり言って意外なチョイスですね。
桃井:確かに過去に青葉賞を制したフェノーメノ、ウインバリアシオン、アドマイヤメインなどの名馬もダービーで勝つことはできませんでした。その青葉賞でベストアプローチはアドミラブルの後塵を拝しているので、疑問を抱く方も多いと思います。
ですが、青葉賞はダービーと同じコース、同じ距離で行われ、アドミラブルは2:23.6秒でレコード勝ちを収め、2着だったベストアプローチは2:24.0秒を記録。このベストアプローチの時計は去年のダービーを制したマカヒキと同じなんです!
私はこの青葉賞のビデオを擦り切れるほど見たんですが、同レースは2着までにダービーへの優先出走権がもらえるためか、ベストアプローチは完全に権利狙いで後々負担にならないように気を配る、非常に味のある競馬をしていたと感じました。それにもかかわらず、マカヒキと同じ時計を出しているんですから、これはすごいことだと思いますよ。
そして先週はオークス(G1)があり、ソウルスターリングが勝利したじゃないですか。同馬の父はフランケルですが、父父はガリレオ。そしてベストアプローチの父はニューアプローチでその父はガリレオ! 2週連続で、父父にガリレオを持つ馬が重賞を荒らすのではないかと!
過去のレースを見ていると、日本ではあまり注目されていない海外種牡馬を父に持つ馬が上位に食い込んでいるんですよ。去年はディープインパクト産駒が上位陣を独占しましたけど、たとえばキズナが勝った13年にはビッグブラウンを父に持つアポロソニックが3着に入り、ドゥラメンテが制した15年に3着だったサトノクラウンの父はマルジュでしたからね。
――ベストアプローチの馬券内は十分に有り得そうな気がしてきました。確かに青葉賞は稀に見るほどハイレベルでしたが、なぜ青葉賞を制したアドミラブルではなく、ベストアプローチを推されるのでしょうか?
桃井:その2頭はどちらを推すか本当に悩んだんです。アドミラブルに騎乗するのはデムーロ騎手ですが、皐月賞で2着のペルシアンナイトに乗れたにもかかわらず、こちらを選んでいますから……。でも、私はどの馬を応援するのか迷ったら、人気がない方を推したいんですよ。だから、あえてのベストアプローチ推しです!!
もちろん、アドミラブルが上位に来ないといっているわけではないです(笑)。それに先日、自分でデータを集めて作った競馬ノートを広げながらダービーの展開を考えていたとき、腕に黄色い星のついたてんとう虫が止まってたんですよ! てんとう虫といえば、デムーロ騎手のラッキーアイテム!! 『これはM.デムーロ騎手が来る』というお告げではないかと思っていますから!!
――今年のダービーでは、トライアルの青葉賞で優先出走権を得た馬たちがカギを握ると目されているわけですね。それら2頭以外ではどの馬が上位に来ると思いますか?
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