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・2017新馬戦開幕!注目の新種牡馬はオルフェーヴル、 ロードカナロア? 地方ではエスポワールシチーが好調!2018日本ダービーを目指す熱い戦いに注目!

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 さらにマイナーどころの新種牡馬をあげると、個性的な逃げで大穴馬券を連発させたシルポート、日経賞を勝ったネヴァブション、フサイチペガサス産駒のフサイチセブンといった脇役が主役をさらうような活躍があって欲しいところだ。

 また海外からの輸入種牡馬も今年はレベルが高いといわれている。オークスを快勝したソウルスターリングの父フランケルのように、海外血統でも日本競馬の適性が高ければかなりの活躍が期待できる。その中でもキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、サンクルー大賞などG1レース4勝の実績を持つノヴェリスト、ドバイワールドカップ馬モンテロッソの2頭の実績は強力だが、すでに多くの活躍馬がいるヘニーヒューズも注目しておきたい一頭。

 社台グループが導入したノヴェリストは、ダンスインザムード、エリンコート、サンテミリオン、ダイワスカーレット、レッドディザイア、アスペンリーフといった社台ファーム、ノーザンファーム、追分ファームの代表的な繁殖牝馬に付けており、社台グループの期待の高さがうかがえる。また今年4月に行われた「2017JRAブリーズアップセール」においても、同産駒が最高額(ハンターズマークの15・4212万円)で外国の馬主に落札されており、国内外の馬主関係者からも注目されていることがわかる。

 モンテロッソはダーレー・ジャパンが導入した馬で、ヨーロッパで注目されているドバウィを父に持つが、海外資本のダーレー・ジャパンに繋養されているため、本質的にライバル関係にある社台グループの優良な繁殖牝馬は期待できない。さらにG1勝利実績もオールウェザーで行われたドバイワールドカップのみであり、日本の馬場適正も含めてどれだけ活躍できるかは未知数だ。

 ヘニーヒューズは優駿スタリオンステーションの繋養で中小生産者から多くの繁殖牝馬を集めたが、血統的にも産駒の実績からもクラシック(桜花賞・皐月賞・オークス・日本ダービー)向きではなく、アジアエクスプレスやモーニンなどダート戦線での活躍馬が多いため地方競馬でのデビューが多くなりそうだ。

 2014年の種付け頭数はロードカナロアが254頭、オルフェーヴルが244頭、エイシンフラッシュが204頭とこの3頭が抜けている。そのためこの3頭が来年の「新種牡馬リーディング」争いの中心となるだろう。191頭を付けたヘニーヒューズはJRAよりも地方競馬での需要が多そうで、156頭のノヴェリストは「短い距離に向かない」という声もあり、中長距離が主体のヨーロッパと異なり、2歳~3歳前半は短距離路線が中心の日本競馬では早くからの活躍は厳しいかもしれない。

 2016年の新種牡馬は伏兵的存在であったリーチザクラウン産駒が大活躍したのは記憶に新しいところだが、今年も意外な馬が旋風を起こすかもしれない。来年の日本ダービーを目指す若駒達の戦いから目が離せない。

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