GJ > 競馬ニュース > 武豊とエアスピネル
NEW

武豊とエアスピネルは何故マイルで勝てないのか? 大目標・安田記念(G1)に向け「追い詰められた陣営」によって失われた最大の武器

【この記事のキーワード】, ,
武豊とエアスピネルは何故マイルで勝てないのか? 大目標・安田記念(G1)に向け「追い詰められた陣営」によって失われた最大の武器の画像1

 こんなハズではなかった――。

 年明けの京都金杯(G3)を快勝した際、「今年のマイル界は、エアスピネルが席巻する」と信じたファンも多かったはずだ。

 史上稀にみるハイレベルなクラシックを4着、4着、3着で走り抜いたエアスピネルだったが、誰もが「ベスト距離ではない」と感じていた。だからこそマイル路線への参戦はファンにとって、まさに待望の選択だった。

 実際に笹田和秀調教師ら陣営の期待も極めて高く、主戦の武豊騎手は現役王者キタサンブラックと並べて「今年やってもらわなければ困る馬」として本馬の名を挙げていたくらいだ。

 ところが続く東京新聞杯(G3)、マイラーズC(G2)と共に1番人気に推されながらも惜敗。

 もともと勝ち味に遅い馬ではあるが、ベストのマイル戦でも勝ち切れない競馬が続く。春の大目標として掲げてきた4日の安田記念(G1)に向けても、予断を許さない状況となっている。

 敗因は様々だが最大の原因は、マイル戦でさえ引っ掛かる「激しい気性」だ。今年になって相当前向きな面を見せており、武豊騎手も道中で折り合いを強く意識せざるを得なくなっている。そのため位置取りがやや後方となって、微妙に届かない競馬が続いているともいえるのだ。

 だが、昨年の今頃のエアスピネルを少し思い出してほしい。果たして折り合いに不安のある馬だっただろうか。2000mの弥生賞(G2)と皐月賞(G1)、2400mの日本ダービー(G1)。より折り合いが重要となるマイルよりも長い距離を走りながらも、本馬はきっちりと折り合っていた。

武豊とエアスピネルは何故マイルで勝てないのか? 大目標・安田記念(G1)に向け「追い詰められた陣営」によって失われた最大の武器のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  2. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  3. JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 「組織力にやられた」武豊が潰された有馬記念。安藤勝己氏も指摘した「影の主役」と、日本競馬に馴染みのない文化に賛否両論
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
  10. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去