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2017.06.01 09:09
武豊とエアスピネルは何故マイルで勝てないのか? 大目標・安田記念(G1)に向け「追い詰められた陣営」によって失われた最大の武器
編集部

こんなハズではなかった――。
年明けの京都金杯(G3)を快勝した際、「今年のマイル界は、エアスピネルが席巻する」と信じたファンも多かったはずだ。
史上稀にみるハイレベルなクラシックを4着、4着、3着で走り抜いたエアスピネルだったが、誰もが「ベスト距離ではない」と感じていた。だからこそマイル路線への参戦はファンにとって、まさに待望の選択だった。
実際に笹田和秀調教師ら陣営の期待も極めて高く、主戦の武豊騎手は現役王者キタサンブラックと並べて「今年やってもらわなければ困る馬」として本馬の名を挙げていたくらいだ。
ところが続く東京新聞杯(G3)、マイラーズC(G2)と共に1番人気に推されながらも惜敗。
もともと勝ち味に遅い馬ではあるが、ベストのマイル戦でも勝ち切れない競馬が続く。春の大目標として掲げてきた4日の安田記念(G1)に向けても、予断を許さない状況となっている。
敗因は様々だが最大の原因は、マイル戦でさえ引っ掛かる「激しい気性」だ。今年になって相当前向きな面を見せており、武豊騎手も道中で折り合いを強く意識せざるを得なくなっている。そのため位置取りがやや後方となって、微妙に届かない競馬が続いているともいえるのだ。
だが、昨年の今頃のエアスピネルを少し思い出してほしい。果たして折り合いに不安のある馬だっただろうか。2000mの弥生賞(G2)と皐月賞(G1)、2400mの日本ダービー(G1)。より折り合いが重要となるマイルよりも長い距離を走りながらも、本馬はきっちりと折り合っていた。
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