GJ > 競馬ニュース > エアスピネルの「マイル選択」  > 2ページ目
NEW

エアスピネルの「マイル選択」は正しかったのか? 安田記念(G1)惨敗の「裏側」と武豊騎手の心境の「変化」とは

【この記事のキーワード】, ,

 逆に、またしてもG1を勝つための「天命」に見放された馬がいる。

「4コーナーで前にレッドファルクスに入られたのが痛かったです。勢いがあっただけにあのワンプレーが無ければ、勝てていたかもしれないです」

 レース後、そう天を仰いだのは2番人気で5着に敗れたエアスピネルの主戦・武豊騎手だ。

 確かに今回のエアスピネルは異例のハード調教で追い込まれ、数字的にも古馬になって初めて480㎏を切った極限の仕上げだった。そういった意味では笹田和秀調教師を始めとした陣営の「人事」は尽くされていたというわけだ。

 そして、実際のレースでも武豊騎手がハイペースを読み切って後方に構えると、勝負どころでは渾身のイン突きを試みたが「天命」に見放された。

 最後の直線でもなかなか前が開かず、まともに追えたのはラスト200mを切ってから。最後は勝ったサトノアラジンに次ぐ33.6秒の末脚で追い上げたものの、コンマ2秒差の5着が精一杯だった。

「レッドファルクスに入られたのが痛かった」との言葉通り、4コーナーでレッドファルクスが内に切り込んで前を塞がれて一瞬、追い出しが遅れたことで、最後まで後手後手に回るチグハグな結果となった。これには武豊騎手も『スポーツ報知』の取材に「いいレースができなかった」と肩を落としている。

エアスピネルの「マイル選択」は正しかったのか? 安田記念(G1)惨敗の「裏側」と武豊騎手の心境の「変化」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 府中の大ケヤキ、実は「偽名」だった!? 伐採試みた作業員が死亡、サイレンススズカも散った「魔の第3コーナー」の怪、ダービーが行われる東京競馬場の都市伝説に迫る
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  7. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  8. 東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……
  9. 世界最強ゴールデンシックスティ「何故」セン馬に? 「産駒が見られないのが残念」の声も知っておきたい香港の競馬事情
  10. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!