真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.06.05 08:36
エアスピネルの「マイル選択」は正しかったのか? 安田記念(G1)惨敗の「裏側」と武豊騎手の心境の「変化」とは
編集部
逆に、またしてもG1を勝つための「天命」に見放された馬がいる。
「4コーナーで前にレッドファルクスに入られたのが痛かったです。勢いがあっただけにあのワンプレーが無ければ、勝てていたかもしれないです」
レース後、そう天を仰いだのは2番人気で5着に敗れたエアスピネルの主戦・武豊騎手だ。
確かに今回のエアスピネルは異例のハード調教で追い込まれ、数字的にも古馬になって初めて480㎏を切った極限の仕上げだった。そういった意味では笹田和秀調教師を始めとした陣営の「人事」は尽くされていたというわけだ。
そして、実際のレースでも武豊騎手がハイペースを読み切って後方に構えると、勝負どころでは渾身のイン突きを試みたが「天命」に見放された。
最後の直線でもなかなか前が開かず、まともに追えたのはラスト200mを切ってから。最後は勝ったサトノアラジンに次ぐ33.6秒の末脚で追い上げたものの、コンマ2秒差の5着が精一杯だった。
「レッドファルクスに入られたのが痛かった」との言葉通り、4コーナーでレッドファルクスが内に切り込んで前を塞がれて一瞬、追い出しが遅れたことで、最後まで後手後手に回るチグハグな結果となった。これには武豊騎手も『スポーツ報知』の取材に「いいレースができなかった」と肩を落としている。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 【チャンピオンズC(G1)展望】絶対王者レモンポップVS無敗ヤマニンウルス!? 最初で最後の頂上決戦は実現するのか
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?