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ノヴェリストは他の欧州種牡馬とは違う!? 日本実績抜群の「ルーツ」と配合の妙に期待

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 日本でもドイツ由来の血を持つ馬は名馬は多く、G1競走6勝の女傑ブエナビスタや、2010年の日本ダービーと2012年の天皇賞・秋を制したエイシンフラッシュ、2012年クラシックの一角を担ったワールドエースなどもドイツの血を引いているのだ。ブエナビスタに関しては兄弟にも活躍馬が多い。

 他の欧州馬と比較しても異質な存在感を放つノヴェリストには生産界の期待も大きく、初年度から150頭近くの種付けを行っている。活躍次第では一気に需要は高まるだろう。

 初年度産駒の中でも特に注目すべき1頭として、夏のデビューを目指すシャンデリアスピン(牝2 栗東・松永厩舎)だ。

 同馬の母は、無敗の桜花賞馬にして混合G1でも数多く好走、5歳時にはヴィクトリアマイルも制するなど実力馬として活躍したダンスインザムードだ。

 ダンスインザムードは父サンデーサイレンス、母はダンスインザダークやダンスパートナー、エアダブリンを輩出した歴史的繁殖牝馬ダンシングキイである。日本でこれ以上ないサイアーとして活躍を見せた2頭の血を受け継ぐ超良血である。

 この血統に、ドイツの名血を持つノヴェリストがかけ合わせられる……どのような化学反応を見せるのか、今から期待が高まって仕方がない。

 サンデーサイレンス系が幅を利かせすぎな日本競馬に「殴り込み」となるか。ノヴェリストの初年度産駒に要注目である。

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