GJ > 競馬ニュース > 武豊と藤沢和雄  > 2ページ目
NEW

武豊騎手と藤沢和雄調教師が4年ぶりに「和解」!? あの「屈辱エピソード」から15年……今年ついに”悲願”を達成した師の「心境」に変化?

【この記事のキーワード】, ,

 だが、残念なことに”予感”は的中する。その年のダービーは武豊騎手のタニノギムレットが優勝。藤沢調教師のシンボリクリスエスは1馬身差の2着と煮え湯を飲まされた。

 しかも天才騎手の言葉通り、シンボリクリスエスは秋に本格化。古馬を相手に天皇賞・秋と有馬記念を勝った。この勝利によって、その年の最優秀3歳牡馬の座をタニノギムレットから奪い取ったのは、藤沢調教師の”意地”だろうか……。

 あれから15年。ここに来て藤沢調教師が武豊騎手とのタッグ結成に踏み切ったのも、あの”屈辱的”なエピソードを乗り越え、今年ついに悲願のダービー制覇を達成したことで心境の変化があったのかもしれない。それも今週函館に出走させる8頭の内、6頭を依頼する熱の入れようだ。

「この背景には、もしかしたら弟の武幸四郎(技術調教師)のアシストがあったのかもしれませんね。実は今、藤沢和雄厩舎で研修を受けているんですよ。おそらく藤沢先生もそんな”縁”があったから、久々のコンビ結成に踏み切ったのだと思います」(競馬記者)

 冒頭で取り上げたマリームーンの父カジノドライヴも藤沢厩舎の所属馬だったが、奇しくもデビュー戦の手綱を執ったのは武豊騎手だった。

「あれだけのジョッキーだから期待しているよ」

 マリームーンが目指す桜花賞は過去にダンスインザムードでタッグを結成して優勝したレースだ。来春、2度目の戴冠があるのだろうか。

 今年の牝馬クラシックでも藤沢調教師はソウルスターリングの調教師として、武豊騎手はリスグラシューの主戦騎手としてしのぎを削った両者。”長年”の経験から、その実力はお互いが痛いほどわかりあっているはずだ。

武豊騎手と藤沢和雄調教師が4年ぶりに「和解」!? あの「屈辱エピソード」から15年……今年ついに”悲願”を達成した師の「心境」に変化?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!