GJ > 競馬ニュース > 「二匹目のドジョウ」を狙う馬券に意味はあるのか…大穴は一期一会、キャプテン渡辺は「後追い」をどう考える?【徒然なる神のくず競馬トーク】
NEW

「二匹目のドジョウ」を狙う馬券に意味はあるのか…大穴は一期一会、キャプテン渡辺は「後追い」をどう考える?【徒然なる神のくず競馬トーク】

【この記事のキーワード】, ,

「二匹目のドジョウ」を狙う馬券に意味はあるのか…大穴は一期一会、キャプテン渡辺は「後追い」をどう考える?【徒然なる神のくず競馬トーク】の画像1

 競馬に限らず、何事でも基本的に避けたいものが二匹目のドジョウですよね。諺(ことわざ)通り、そうそう二匹目のドジョウはいないものです。たまにいるからややこしいんですけどね(笑)。

 競馬では、前走穴を開けて今回は人気を上げてしまって妙味がなくなった馬に対して、「買い時は前走だった」とか、「前走買っていた人が正解で今回買うのは負け組」とか、そんな風に言ったりします。いわゆる後追いですね。これが競馬における二匹目のドジョウでしょう。

 基本的には上記の考えで間違っていない。前走12番人気だった馬が、今回5番人気になったりしているなら嫌うのがセオリーです。12番人気の時に買っていなくて、5番人気の時に買うのは如何にも負け組の発想でしょう。

 実際、前走で穴を開けて今回人気を上げている馬は買わない方が、トータルで見れば回収率は上がるはずです。ただし、いくつか問題があります。まず前走12番人気の時にちゃんと買っていて獲った人々です。一匹目のドジョウをちゃんと捕まえた人々。

 彼らは今回も買っていいのではないか?そう思う時もあります。少なくとも前走買ってなくて今回飛び付く人々よりは遥かにマシ……いや、違いますね。前走獲ったとか関係なく、今回その馬が前走より妙味が無いことだけは間違いないのだから、やはり誰であろうと買わないべきなのでしょう。

 私も一匹目のドジョウで捕まえたことは何度もありますが、次のレースでもその馬を買ったことはほぼありません。穴馬、いや大穴馬は一期一会のことが多いですね。

 ただし、これは大穴の馬の話で、ややこしいのは前走7〜8番人気で大穴というほどではない穴を開けて、今回4番人気くらいだった時です。これは迷う(笑)。4番人気ならまだ全然おいしかったりしますからね。まあ、それくらいの場合は、これはもうそのレース次第としか言い様がありません。

 もう一つ悩ましいのは、前走12番人気で今回も11番人気とか大してオッズが変わらない時です。基本的には二走連続で大穴を開ける可能性の方が低いですが……いや、この場合は買いたければ買ってもいいか……。確率的には来ない確率の方が遥かに高いけど……。自分のアンテナに本当に引っかかるなら買ってもいいのでしょう。

 さらに!私は逃げ馬をよく狙うのですが、買っていなかった時に逃げ切られた馬の次走なんかは、本当に悩まされます。はい、スプリンターズSでいうならジャスパークローネなんかは正にそういう馬です。ジャスパークローネは二匹目どころか、三匹目のドジョウになりますからね。更に人気もそれほど上げて来るわけではなく……いやあ、悩ましい……。

 まあ……基本的に後追いはNGですけどね。ただ、例外は確かにある。その例外は度外視してとにかくその馬は買わないと決めるのか、例外も狙っていくのか……。ああ、競馬の何と難しいことか……。とりあえず、土曜の『ウイニング競馬』でビシッと当てたいと思います!ではまた!

キャプテン渡辺

キャプテン渡辺

お笑い芸人。1975年10月20日生まれ、静岡県静岡市出身。A型。放送芸術学院卒業。2005年にお笑いトリオ・キラッキラーズを結成。現在はピン芸人として活躍中。土曜の競馬中継「ウイニング競馬」(テレビ東京)レギュラー。競馬予想術の粋を集めた自著「神の馬券術」(KADOKAWA)が好評発売中

【YouTube】くず競馬チャンネル

Twitter:@captain1975

「二匹目のドジョウ」を狙う馬券に意味はあるのか…大穴は一期一会、キャプテン渡辺は「後追い」をどう考える?【徒然なる神のくず競馬トーク】のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. パンサラッサやサイレンススズカも及ばない、天皇賞・秋(G1)史上最速ラップの歴史
  5. 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
  6. 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 競馬界に”2世騎手”たちが続々参入中! 息子たちは偉大なる父を超えることができるのか?