GJ > 競馬ニュース > 「自分を疑うべきなのか?」ツイてない奴の逆張りはギャンブルの基本…「信じたくない逆神」との付き合い方【徒然なる神のくず競馬トーク】
NEW

「自分を疑うべきなのか?」ツイてない奴の逆張りはギャンブルの基本…「信じたくない逆神」との付き合い方【徒然なる神のくず競馬トーク】

【この記事のキーワード】, ,

「自分を疑うべきなのか?」ツイてない奴の逆張りはギャンブルの基本…「信じたくない逆神」との付き合い方【徒然なる神のくず競馬トーク】の画像1

 こんにちは。いやあ、それにしても日曜重賞が全く当たりません。何を買っても、どう買っても当たる気がしない。長年競馬をやっていれば、誰でもそんな時期があると思います。一年の内に何回かそういう時が必ず来ます。

 こういう時、私は以前考えた事があるんです。「誰よりも自分を疑え!」と。「絶不調のお前が本命なんだからその馬は来ねえんだよ!」と。誰々の本命だから疑うとか、こういう時の◯◯さんの本命は来ないとか、そんなんじゃないんです。

「お前なんだよ!お前が一番の逆神なんだよ!」と。そのように考え、自分が最初に本命にした馬をあえて買わないという戦略を敷いた事が何度かあります。

 ツイてない奴の逆張りはギャンブルの基本です。前述しましたが、一年間の内にはどうにもツイていないというか(ツキと言ってよいかはわかりませんが)、とにかく当たらない時期が必ずあります。誰でもその期間は最強の逆神力を持っているのです。

 一番の逆神が自分ならば、話は簡単だ。いちいち誰々の本命は何だろう?とか、調べる必要がない。逆神の本命を自分が一番先に知れるのである。そんな風に考えて敷いた戦略でした。

 結果はもちろん全く上手くいきませんでした。結局どれを疑えばいいのかわからなくなるからです(笑)。まあ、そりゃそうだ。最初に思った本命馬を疑い嫌って、最終結論で出た本命馬がいるとしますよね。でも、それこそが本当の逆神本命なのではないか!?となるんです(笑)。

 じゃあ、その最終結論の本命馬を更に疑って……何て事をやっていたらもうキリがありません。延々と疑い続けなければ成立しませんからね。本当に疑うなら馬券買えませんよ(笑)。だって、結局最終的に買う馬券が当たらないからこそのドン底であり、逆神ですから。

 というわけで、残念ながらこの戦略は成立しません。しかし、一度自分を疑ってみる事は必要だと思うんですよね。安易な予想になっていないか?誰かの考えに引っ張られていないか?何かを見落としていないか?と。そういう風に常に一度疑ってみるのはいい事だと思います。疑うというか、最終チェックとでもいいますか。

 まあ、こんな事を考え始めたら大体末期なので(笑)、そろそろ潮目が変わるのではないか?と期待しております。今週は3日間開催で日曜日にはローズS(G2)、月曜日にはセントライト記念(G2)が行われますが、どちらも面白いレースになりそうです。馬券的にも面白い。少しだけ自分を疑いながら、予想に励みたいと思います。はい。ではまた。

キャプテン渡辺

キャプテン渡辺

お笑い芸人。1975年10月20日生まれ、静岡県静岡市出身。A型。放送芸術学院卒業。2005年にお笑いトリオ・キラッキラーズを結成。現在はピン芸人として活躍中。土曜の競馬中継「ウイニング競馬」(テレビ東京)レギュラー。競馬予想術の粋を集めた自著「神の馬券術」(KADOKAWA)が好評発売中

【YouTube】くず競馬チャンネル

Twitter:@captain1975

「自分を疑うべきなのか?」ツイてない奴の逆張りはギャンブルの基本…「信じたくない逆神」との付き合い方【徒然なる神のくず競馬トーク】のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
  4. 成績低下のM.デムーロ、三浦皇成に「不穏」な噂…腕だけなく馬質も重要な騎手業、彼らが不満を隠せなかった「決定的な理由」とは
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 天才・武豊と帝王・岡部幸雄の意地がぶつかり合った「天と地」の決戦。天皇賞・春(G1)に25年の時を経て再び訪れた「世紀の対決」
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. JRA M.デムーロ「低迷」のきっかけはドウデュースの調教師!? 復権に欠かせないのは失った信頼関係の改善か
  9. サトノアラジンに「鬱」疑惑!? 香港マイル(G1)に挑む日本マイル王の電撃引退の「裏事情」とは
  10. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇