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安田隆行調教師「有終の1000勝超え」に大攻勢! ロードカナロア、ウインバリアシオン、トロットスターらを手掛けた名伯楽たちの「最後の勝負馬」はコレだ!

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安田隆行調教師「有終の1000勝超え」に大攻勢! ロードカナロア、ウインバリアシオン、トロットスターらを手掛けた名伯楽たちの「最後の勝負馬」はコレだ!の画像1 日本中央競馬会(JRA)は3月が卒業シーズンだ。例年2月をもって引退を迎える調教師や騎手、厩務員がいる一方で、その翌週から新たな調教師がデビューする。特に今年の新人調教師といえば、福永祐一調教師がもっとも注目を集める存在といえよう。

 しかしその前に、今週末の開催が最終週となる7名の調教師がいることを忘れてはならない。いずれも競馬界で多くの実績を残したレジェンドばかり。厩舎にとっては最後のレースだけに、どこも力が入るのはいうまでもないことだろう。

そこで今回は今週末がラストランとなる7名の調教師と、最後の出走馬の中から、それぞれの注目馬を紹介しよう。

■飯田雄三調教師

 調教助手から調教師に転身。助手時代には高松宮記念(G1)を勝利したマサラッキなどを担当。2001年から開業し、JRA・地方で合計349勝を記録している。重賞は通算10勝で主な管理馬は2022年スプリングS(G2)優勝のビーアストニッシド、中央・地方交流重賞5勝のテイエムサウスダン、マーチS(G3)優勝マイネルクロップなど。

 今週末は土曜に阪神と小倉で合計4頭が出走。中でも土曜小倉10R高千穂特別(4歳上1勝クラス)のタケトンボは、前走3着で勝利までもうひと押し。小倉芝1800mはベストの条件なので斎藤新騎手の手腕に託された。

■加用正調教師

 騎手として500勝以上を挙げ、重賞も20勝。1994年に調教師としてデビューし、初年度から12勝と活躍。JRAの重賞は14勝、地方交流重賞は17勝で合計重賞31勝。JRA・地方合わせて693勝の名伯楽だ。主な管理馬は武豊騎手で弥生賞(G2)を勝利したランニングゲイル、重賞8勝のリミットレスビッド、JBCスプリント(G1)を制したドリームバレンチノ。川崎記念(G1)を勝ったミツバなど。

 今週末は土曜に2頭、日曜に4頭の合計6頭が出走。土曜中山10R上総S(4歳上3勝クラス)のミラクルティアラは、3勝クラスで2着4回の実績を誇る。鞍上は坂井瑠星騎手で注目の一戦。日曜中山4Rの3歳1勝クラスに出走するプロミシングスターは、前走快勝後の昇級戦。「まだ余裕がありました。クラスが上がっても楽しみです」という田口貫太騎手のコメントからも期待は大きい。

■小桧山悟調教師

 調教助手時代にはアイルトンシンボリ、マイヨジョンヌといった名馬を担当。1996年に厩舎を開業しJRA・地方合わせて292勝。重賞は5勝だが七夕賞(G3)のトーラスジェミニ、重賞を3勝して日本ダービー(G1)ではディープスカイの2着に好走したスマイルジャックなどを管理した。

 今週末は土曜に4頭、日曜に2頭の合計6頭が出走。全体的に苦戦は免れないメンバーだが、土曜中山2Rの3歳未勝利トーセンルーカスは、メンバー的に一発が狙える。藤田菜七子騎手の騎乗で減量の55kgも魅力。

■高橋裕調教師

 1977年に調教助手としてスタートし、1991年に調教師として開業。JRA・地方合わせて484勝で、あと一歩大台の500勝には届かなかった。それでも重賞は9勝。共同通信杯4歳S(G3、現共同通信杯)のマイネルリマーク、青葉賞(当時G3)トキオエクセレント、全日本2歳優駿(G1)を勝利したディアドムスなどを管理した。

 今週末は土曜に3頭、日曜に6頭の合計9頭が出走。土曜中山1Rの3歳未勝利ペイシャニットは、デビューから3着、2着と勝利まであと一歩。そのペイシャニットに前走で勝利した、日曜中山4Rの3歳1勝クラスに出走するマイネルディレクトも面白い存在。有終の美を飾れるか。

■中野栄治調教師

 騎手として日本ダービーをアイネスフウジンで勝利するなど300勝以上。あの「ナカノコール」を一身に浴びた人だ。1996年から調教師としてスタートし、JRA・地方合わせて327勝。重賞は10勝で主な管理馬は高松宮記念を制したトロットスター、フラワーC(G3)のタイムフェアレディ、そして今年の日経新春杯(G2)を制したブローザホーン(同馬は、その後に栗東の吉岡辰弥厩舎へ転厩)。

 今週末は土曜に9頭、日曜に6頭の合計15頭が出走。有力馬も多く、土曜中山1Rの3歳未勝利サノノリッチ、中山10R上総Sのイーサンバーニング、土曜阪神10RなにわS(4歳上3勝クラス)のパルデンス、土曜小倉6Rの3歳未勝利ホワイトビーチあたりは十分にチャンスがある。今年は日経新春杯を勝利するなど5勝と好調。その勢いのまま最終週も勝利を重ねることができるか。

■松永昌博調教師

 騎手時代はナイスネイチャの主戦として活躍し、重賞を通算20勝以上、トーヨーシアトルで東京大賞典(G1)を勝利した。2006年から調教師に転身し、JRA・地方合わせて385勝。重賞は17勝で主な管理馬はマイルCS馬エイシンアポロン、スワンS(G2)や阪神C(G2)を勝利したマルカフェニックス、地方交流重賞5勝のラプタス。そして日本ダービー、菊花賞(G1)、有馬記念(G1)、天皇賞・春(G1)2着の実績があるウインバリアシオンなど。

 今週末は土曜に7頭、日曜に5頭の合計12頭が出走。土曜小倉5R障害4歳上未勝利に出走するメイショウキョウジは、過去2戦を2着と好走。鞍上は厩舎に所属する森一馬騎手ということもあり、負けられないレースになりそうだ。他にも土曜小倉11R早鞆特別(4歳上2勝クラス)のメイショウホマレ、日曜小倉12R・4歳上1勝クラスのウイニンググレイスあたりも要注目。

■安田隆行調教師

 騎手としてトウカイテイオーで日本ダービーを制するなど600勝以上。1995年に調教師として厩舎を開業し、ここまでJRA・地方合わせて996勝。つまりあと4勝で通算1000勝となる。重賞は通算73勝と抜けた実績を誇り、短距離王国として知られる。ロードカナロアやカレンチャン、ダノンスマッシュ、ダイアトニック、レッドルゼル、アグリ、ダッシャーゴーゴーなどで多くの短距離重賞を勝利。他にもグレープブランデーでフェブラリーS(G1)、トランセンドでジャパンCダート(G1、現チャンピオンズC)、ダノンスコーピオンでNHKマイルC(G1)を勝利している。

 通算1000勝を目指す今週末は土曜に6頭、日曜に13頭の合計19頭が出走。得意の短距離重賞オーシャンS(G3)にはジュビリーヘッドが出走する。

 まず土曜阪神8R・4歳上1勝クラスのスペキオサレジーナはクラス実績があり侮れない。そして土曜阪神12R・4歳上2勝クラスのケイデンシーマークは、昇級後も3着2着と好走しており、ここは勝負の一戦だろう。ちなみに同馬はこのレース後に福永厩舎へ転厩するとのこと。その前にここで勝利を決めたい。また土曜小倉12R・4歳上1勝クラスのコーリングユーも勝機到来。小倉芝1200mは【1.1.1.0.】の相性。鞍上は厩舎所属の斎藤騎手で負けられない。

 土曜だけで2勝は計算できるが、日曜もさらに注目馬が揃った。阪神2R・3歳未勝利のタキ、阪神11R大阪城S(OP)のグラティアス、小倉4R障害4歳上未勝利のヴァレッタカズマ、小倉10R西日本新聞杯(4歳上2勝クラス)のヴィアドロローサ、小倉11R関門橋S(4歳上3勝クラス)のエーデルブルーメはいずれもチャンスあり。陣営の目論見通りなら1000勝達成は難しくない。

 以上のように今週はJRA史に残る7名の調教師が引退する。出走する管理馬は合計71頭だが、厩舎にとってはすべての馬が勝負といえよう。さまざまな思いを乗せて走る71頭がどんな走りを見せるのか、この週末は目が離せないレースが続く。

仙谷コウタ

仙谷コウタ

初競馬は父親に連れていかれた大井競馬。学生時代から東京競馬場に通い、最初に的中させた重賞はセンゴクシルバーが勝ったダイヤモンドS(G3)。卒業後は出版社のアルバイトを経て競馬雑誌の編集、編集長も歴任。その後テレビやラジオの競馬番組制作にも携わり、多くの人脈を構築する。今はフリーで活動する傍ら、雑誌時代の分析力と人脈を活かし独自の視点でレースの分析を行っている。座右の銘は「万馬券以外は元返し」。

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