GJ > 競馬ニュース > 武豊「完璧超人」から一転リーディング陥落
NEW

武豊「完璧超人」から一転リーディング陥落!今週末は大器ヤマニンウルスと小倉参戦…函館開催は激戦必至の大混戦に

【この記事のキーワード】, ,
今週末の武豊騎手は小倉に参戦 撮影:Ruriko.I
今週末の武豊騎手は小倉に参戦 撮影:Ruriko.I

 先週末の土曜函館は、まさに武豊デーといえる1日だった。

 計7鞍に騎乗したこの日は、前半の3レースを1R(2番人気ドゥアムール)で2着、4R(2番人気テトラード)で2着、5R(3番人気デコピン)で3着と惜しいレースが続いたものの、後半戦に入ってレジェンドの手綱が冴えに冴えた。

土曜函館は騎乗した全レースで入着の絶好調

 7R(4番人気マイノワール)、8R(2番人気アーマルコライト)、9R(1番人気ナムラローズマリー)で3連勝。1番人気レッドアヴァンティとコンビを組んだメインレースのTVh杯(3勝クラス)は3着に敗れたが、7鞍に騎乗して3勝2着2回3着2回の好成績。騎乗機会すべてで馬券圏内に入る“完璧超人”ぶりを見せつけた。

 そして土曜函館終了時点で9勝を挙げた武豊騎手がリーディングに浮上。8鞍の騎乗予定があった日曜で首位固めといきたいところだった。

 しかし、日曜は一転して連戦連敗。唯一1番人気デビットバローズに騎乗したメインレースの巴賞(OP)も岩田康誠騎手の2番人気ホウオウビスケッツの逃げ切りを許し、3着馬とハナ差の2着に入るのが精一杯。計8鞍に騎乗して未勝利に終わってしまった。

 レジェンドのリーディング陥落とともにトップへ躍り出たのは横山武史騎手。開催前に5勝を挙げていた同騎手は、土曜に武豊騎手と同じく3勝を挙げてリードを許さず、日曜に2勝を加算したことで追い抜くことに成功していた。

「2年前の函館リーディングジョッキーだけに本領発揮といったところですね。今年はスロースタートでしたが調子が上がってきたということでしょう。リーディングを奪回したい武豊騎手ですが、今週末はプロキオンS(G3)のヤマニンウルスに騎乗するため小倉への参戦が決まっているため、リーディング争いからは一歩後退ですね。

これに対し、横山武騎手をはじめ、前半戦で出遅れていた昨年の函館リーディング佐々木大輔騎手や鮫島克駿騎手も勝ち星を順調に伸ばしています。レジェンドが不在でも横山武騎手は気が抜けませんよ。いずれにしても熾烈なリーディング争いが繰り広げられそうです」(競馬記者)

 一方、函館を留守にする武豊騎手としても無敗の快進撃を続けるヤマニンウルスは、G1も視野に入る期待馬。2年前の夏、2着馬に4秒3の大差をつけて圧勝した小倉のダート1700m条件だけに負けられない舞台だ。ここで初重賞制覇を決めて秋の大舞台へと夢をつなぎたい。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

武豊「完璧超人」から一転リーディング陥落!今週末は大器ヤマニンウルスと小倉参戦…函館開催は激戦必至の大混戦にのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛