「推しの子」アロンズロッド退治に難敵が名乗り!?母アーモンドアイも屈した「因縁の相手」と直接対決濃厚か
ついにあの11冠ベビーが中央でお披露目だ。
2018年、20年のJRA年度代表馬に選出され、現役時代に史上最多となる芝G1・9勝の快挙を達成したアーモンドアイの初仔となるアロンズロッド(牡2、美浦・国枝栄厩舎)のデビューが決まった。エピファネイア産駒の本馬は父母あわせてG1・11勝の超良血馬である。
ヴェールを脱ぐのは8月11日に行われる新潟5Rの2歳新馬戦(芝1600m)。鞍上には母の手綱を取ったC.ルメール騎手を予定しているとのこと。アイドルホースだったアーモンドアイの産駒だけに、母のファンにとっては「推しの子」といったところだろうか。
超良血アロンズロッドのデビューに西山オーナーが反応
ただ、この一報に反応したのが西山茂行オーナーだ。SNSにて「おお、そこへ来ましたか。アーモンドアイを新馬で負かしたのはニシノウララ。同じ新潟の新馬でした」とこの件に触れ、「アロンズロットと同じレースにニシノルアノーヴァ出走予定」「ニシノウララとは血統的な繋がりはないけど、競馬はやってみないとわかりまへんでー」(原文ママ)と直接対決に対する意気込みを語った。
「オーナーがおっしゃる通り、競馬はやってみないとわかりません。のちにG1を勝つような名馬でも、それまでに格下の馬を相手に負けていた経験のある馬は意外といますからね。
斤量差や仕上がり具合に成長力など、当時の状況も関係していたと思いますが、今回のニシノルアノーヴァもアロンズロッド相手に一泡吹かせても不思議ではないと思いますよ」(競馬記者)
実際にデビュー戦の内容だけならニシノウララは、アーモンドアイに2馬身差の完勝を演じていた。その後、スターへの階段を駆け上がったアーモンドアイ、生涯2勝のニシノウララの成績には大きな開きがあるものの、「あのアーモンドアイをデビュー戦で負かした馬」としてファンの記憶に残る馬となった。
ニシノルアノーヴァはニシノウララと血統的な繋がりはないとはいえ、アロンズロッド陣営としては同じ「ニシノ」の冠名の馬。そういう意味では「因縁の相手」ともいえるだろう。
母と同じくルメール騎手、国枝厩舎が送り出す超良血だけに、当日は圧倒的1番人気が予想されるアロンズロッド。力の差を見せつけて鮮やかなデビュー勝ちを飾るか、それとも再び「ニシノ」の軍門に下るのか……。非常に興味深い対決となりそうだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
「納税もできちゃう」ノーザンファーム天栄見学ツアーが激アツ!アーモンドアイが走った坂路も歩ける…アノ名物場長や在厩馬との記念撮影も可能?
アーモンドアイにコントレイル、ウオッカなど名馬に共通点?「前代未聞級」武豊×キーファーズの2歳新馬がデビュー間近
アーモンドアイ一蹴した名牝の血が宝塚記念前に激突!ハナ差の激戦を制したのは川田将雅と弟のコンビ
JRAジャパンC(G1)「史上最高」アーモンドアイ参戦もまさかの低レベル!? コントレイル、デアリングタクトでもない…… 下馬評1番人気はあの馬
【裏話】川田将雅すら「予測不可能」のアクシデントが発生!? シックスペンス陣営を襲った大誤算…国枝栄調教師の悲願はアロンズロッドに持ち越し