GJ > 競馬ニュース > 種牡馬ドゥラメンテ「最終世代」が2歳戦初白星!
NEW

種牡馬ドゥラメンテ「最終世代」が2歳戦初白星! 荒削りながら逃走劇を決めた「一番星」に期待する声

【この記事のキーワード】, ,
アスクシュタインに騎乗した北村友一騎手
アスクシュタインに騎乗した北村友一騎手

2番人気アスクシュタインが逃げ切り完勝!

 14日、函館競馬場の5Rに行われた2歳新馬戦(芝1800m)は、2番人気のアスクシュタイン(牡2歳、栗東・藤原英昭厩舎)がハナを奪うと、そのまま後続の追い上げを振り切って優勝した。

「スタートをポンと出て、ゆったりしたペースで行けました」

 騎乗した北村友一騎手がそう振り返った一戦。アスクシュタインは9頭立ての4番枠からスタートを決めると、行き脚もついて主導権を握る。鞍上の言葉通り1000m通過を64秒7のスローペースに持ち込んで最後の直線に入る。

 残り200m付近で二の脚を披露し後続を突き放すと、ゴール前では1番人気リアライズオーラムが脚を伸ばしてきたが寄せ付けることなく、最後は1馬身半の差をつけて押し切った。

「1コーナー付近では結構激しく頭を上げるシーンが見られましたが、向正面に入ってからは折り合いがついたようですね。また、道中は後続にかなりプレッシャーをかけられていたようにも見えましたが、これも問題にしなかったようです。

初戦を見る限りだとまだ課題はありそうでしたが、そのぶん伸びしろが期待できそうな好素材です」(競馬記者)

種牡馬ドゥラメンテ「最終世代」が2歳戦初白星

 また、アスクシュタインの父ドゥラメンテは現2歳世代でこれが産駒初勝利となった。

 現役時代に皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)を制したドゥラメンテは、種牡馬入り後も初年度からG1・3勝馬のタイトルホルダーを輩出。その後も牝馬二冠のスターズオンアースや三冠牝馬リバティアイランド、菊花賞馬ドゥレッツァにNHKマイルC(G1)の覇者シャンパンカラーなど、毎年のように活躍馬を送り出してきた。

 しかし、2021年8月に9歳という若さで他界。そのため現2歳世代が早くもラストクロップとなる。

 SNSやネットの掲示板には「もう終わりか、早すぎる」「最後にリバティアイランドやスターズオンアースを超えるような馬が現れてほしい」といった声や、「アスクシュタインは気性がちょっと危ういけど素質はかなり高そう」「タイトルホルダーみたいな逃げ馬になってほしい」など、ラストクロップの中で一番星を飾ったアスクシュタインに期待するコメントが寄せられている。

「後半はペースを上げて、最後までしぶとく脚を使ってくれました」

 レース後、北村友騎手はアスクシュタインの走りっぷりをそう評価した。次走は未定とのことだが、種牡馬ドゥラメンテの最終世代の1頭としてこれからの活躍に期待したい。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

種牡馬ドゥラメンテ「最終世代」が2歳戦初白星! 荒削りながら逃走劇を決めた「一番星」に期待する声のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 「ルールですので仕方ありませんが……」現役JRA騎手も警鐘を鳴らす現行ルールの欠陥!? 陣営も頭を悩ます「除外ラッシュ」の真相
  3. JRA横山典弘「藤沢和雄と電撃和解」!? 「約5年ぶり」コンビ結成で「コディーノ事件」雪解けか
  4. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  5. 競馬界で「日向坂46」が存在感発揮!? JRAあのレースでも起こる「珍現象」が大井競馬で発生。レース前に知っておくべきだった意外な「盲点」とは
  6. 府中の大ケヤキ、実は「偽名」だった!? 伐採試みた作業員が死亡、サイレンススズカも散った「魔の第3コーナー」の怪、ダービーが行われる東京競馬場の都市伝説に迫る
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  10. 武豊と有馬記念を振り返る。ドウデュースのラストラン勝つための条件、オグリキャップ、ディープインパクト、キタサンブラックに続く伝説となるか?