武豊「面目は保ったと思います」今年もWASJ参戦決定! 初年度から唯一の皆勤、「表彰台率」は脅威の7割超え
今週末からスタートする札幌開催。来月24日と25日には恒例イベント「2024ワールドオールスタージョッキーズ」(以下WASJ)が行われる。その出場騎手が18日、JRAから発表された。
中央からは今年の日本ダービー(G1)を制した横山典弘騎手を始め、松山弘平騎手、C.ルメール騎手、戸崎圭太騎手、川田将雅騎手、武豊騎手、坂井瑠星騎手の7名、地方からは兵庫の吉村智洋騎手が選出された。外国人騎手については決まり次第の発表となる。
そして、今年も選考委員会から選ばれるとともに、2015年から始まったこのイベントで唯一皆勤を続けているのが武豊騎手だ。
競馬界のレジェンドは、初年度の15年に関西リーディング3位で出場。その翌年から19年にかけては、デビュー以来30年連続JRA重賞勝利や前人未到のJRA通算4000勝、農林水産大臣賞を受賞するなどの顕著な活躍が認められたことで参戦を果たした。
2020年と翌年はコロナ禍の影響で開催自体が中止となったが、2022年はその年のダービー優勝ジョッキーとして出場。昨年と今年は再び顕著な活躍が認められての出場となる。もはや前人未到の記録を打ち立て続けているレジェンドのシード枠とさえ言えそうである。
「表彰台率」は脅威の7割超え
とはいえ、その武豊騎手もただ参加するだけではない。WASJの騎乗馬は抽選で決まるため、運に左右される部分も多いのだが、それでも毎年のように結果を残しているあたりは流石としか言いようがない。
記憶に新しいところでは一昨年の同イベントにおいて、川田騎手、松山騎手を抑えて見事に個人優勝。武豊騎手にとっては前身となる1992年に行われたワールドスーパージョッキーズ以来、実に30年ぶり2度目となる勲章だった。
昨年は惜しくも連覇こそ逃したものの、3位で表彰台を確保。トップの岩田望来騎手とはわずか2ポイント差と熾烈な首位争いを繰り広げ、「ワールド“オールド”スターとしての面目は保ったと思います」とユーモアたっぷりのトークで笑いを誘っていた。
また、これまで7回開催された札幌のWASJにおいて、武豊騎手は【1-3-1-2】という成績。表彰台率は実に71.4%という抜群の数字を残しているのだ。
今年は15年以来の参戦となる横山典弘騎手との50代対決も見どころの1つとなりそうだ。果たして武豊騎手は再び表彰台の一番上に返り咲くことができるだろうか。開催を楽しみにしたい。
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