GJ > 競馬ニュース > 「川田将雅×須貝尚介」の良血がデビュー
NEW

「川田将雅×須貝尚介」の良血がデビュー!オーナーはダービー4勝の超有名人…「史上最高額」で落札した期待馬に注目

【この記事のキーワード】, ,
ソダシに続く期待馬がデビュー 撮影:Ruriko.I
ソダシに続く期待馬がデビュー 撮影:Ruriko.I

 ディープインパクトにキングカメハメハ、そして近年では白毛のアイドルホース・ソダシなど、これまで数多くの歴史的名馬を送り出してきた金子真人オーナー(現名義は金子真人ホールディングス)。競馬ファンなら誰もが一度は名前を耳にしたことがあるはずの超有名人だ。

数多くの歴史的名馬を所有した名物オーナーの特徴とは

 そして金子オーナーを語る上で欠かせないのが、誰もが羨む「相馬眼」と「豪運」の持ち主という点である。

 ディープインパクト、アパパネといった牡牝の三冠馬を所有したことも、個人馬主として史上初。それどころか、「一国の宰相になることより難しい」といわれるダービーを4度(キングカメハメハ、ディープインパクト、マカヒキ、ワグネリアン)も優勝しているのだから、まるで競馬ゲームの世界を実現してしまったかのような印象すら受ける。

 また、必ずしも億超えで話題になるような馬が活躍している訳ではない点も、金子オーナーに羨望のまなざしが集まる理由のひとつだろう。

 現役引退後に種牡馬として二強時代を築いたキングカメハメハとディープインパクトにしても、セレクトセールの落札額は前者が7800万円で後者が7000万円なのだ。いずれも安くはないものの、デビュー後の大活躍を思えば超がつくお買い得だったといえる。

「購入額の期待以上に走る馬を多数所有していた金子オーナーですが、億を超えるような超高額馬を所有していなかったわけではありません。価格イコール能力の高さと言い切れないのも競馬の常。結果的にお手頃価格で走る馬が多かったといえそうです。

金子オーナーの場合、むしろ縁のある血統や愛着のある馬の産駒など、セリ以外で取引した馬の活躍も目立っています。この辺りがセリだけでなく卓越した相馬眼を持っているといわれる由縁かもしれませんね」(競馬記者)

 ただ、そんな金子オーナーがこれまで落札してきた馬の中で、最も大きな期待を込めているといっても過言ではない1頭が今週末にデビューする。

 それが、日曜新潟の3Rメイクデビュー新潟(芝1800m)に出走を予定しているジェゼロ(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)だ。

 父は新種牡馬サートゥルナーリア、母ラルケットという血統で、兄に2018年のマイルCS(G1)を制したステルヴィオ、昨年のNHKマイルC(G1)で2着に入ったウンブライルのいる良血である。

 特筆すべきは、本馬が2022年のセレクトセール当歳セッションにて3億円で落札された馬だ。この価格は金子オーナーがこれまでセリで購入した馬の中で史上最高額。デビュー戦の鞍上にも川田将雅騎手を配しているように、陣営の期待の高さも十分に伝わる。

 1週前の追い切りでは、栗東のCWコースで6F79秒9-ラスト11秒4の好時計を馬なりでマーク。今週の追い切りでも6F83秒4-ラスト11秒5と臨戦態勢は整った。噂の大物候補のデビュー戦に注目だ。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

「川田将雅×須貝尚介」の良血がデビュー!オーナーはダービー4勝の超有名人…「史上最高額」で落札した期待馬に注目のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛