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「最弱世代」から一転して古馬圧倒の予感…小倉記念、関屋記念の特注馬はコレ…今年の3歳世代は「ハイレベル」濃厚?

大阪杯を優勝したベラジオオペラ 撮影:Ruriko.I
大阪杯を優勝したベラジオオペラ 撮影:Ruriko.I

 昨秋、古馬相手に現4歳世代の牡馬は力の差を見せつけられた。

 有馬記念(G1)で皐月賞馬ソールオリエンスやダービー馬タスティエーラが惨敗した。今年に入っても金鯱賞(G2)で断然人気に推されたドゥレッツァがプログノーシスに5馬身差の完敗を喫し、最後の希望だった菊花賞馬の敗戦を目にした一部のファンからは、「史上最弱世代」という疑惑の目を向けられることになった。

汚名返上したい現4歳世代に対し、今年の3歳世代はハイレベル?

 ただ、その流れも徐々に変化を見せ始めていることも事実だ。大阪杯(G1)を制したベラジオオペラが初めて年長馬の壁を越えて待望のG1初制覇。夏競馬でも勢いは翳りを見せず、レーベンスティールがエプソムC(G3)を制しただけでなく、グランプリ宝塚記念(G1)でソールオリエンスが2着に健闘し、ベラジオオペラも3着に食い込んだ。

 7月のプロキオンS(G3)を圧勝したヤマニンウルス、函館記念(G3)を制したホウオウビスケッツなど、そろそろ反撃開始といきたいところである。

 そんなひとつ上の世代に対し、今年の3歳世代は抜けた馬こそいないものの、全体的にハイレベルかもしれない。

「パラダイスS(L)をオーキッドロマンス、北九州記念(G3)をピューロマジック、そしてクイーンS(G3)をコガネノソラが古馬相手に勝利していますが、重賞を制した2頭は初制覇だったんです。

例年は同世代の重賞で勝ち負けしていた馬が、そのまま人気に応えるケースも多いのですがこれらはクラシックで完敗していました。それぞれ上位人気ではありますけど、層の厚さを感じます。

この雰囲気ならトップクラスの馬は古馬相手の秋G1でも通用するんじゃないかと思います。もちろん、今週末に行われる2つの重賞にも3歳世代の出走がありますから面白いんじゃないでしょうか」(競馬記者)

 記者の話す通り、データ的な側面でも今年の3歳世代の好調が表れている。近5年の同時期に行われた世代別の勝率を確認してみたところ、今年の3歳世代は唯一勝率で14%台をマークしていたのだ。オープンクラス以上のレースを勝った数も最多の3回で、現4歳世代の対古馬勝利が昨年にドゥーラのクイーンSのみだったことを思えば、世代レベルの高さを証明しているといってよさそうだ。

 ちなみに今週末出走を予定している3歳馬は、小倉記念(G3、中京・芝2000m)のシリウスコルト、関屋記念(G3、新潟・芝1600m)のディスペランツァとロジリオンといった3頭。どの馬も重賞で勝ち負けを演じていた馬だけに期待したい。

 この時期は斤量的なアドバンテージもあるため有利。思い切って3歳世代を狙い撃ってみるのもありだろう。

GJ 編集部

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