
ママコチャに並ぶレコードで「快速牝馬」が3連勝達成! G1級ハイペースを押し切り勝ちにトップトレーナーも「能力の高い馬」

17日、中京メインに行われた豊明S(3勝クラス)は1番人気クランフォード(牝3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が勝利。1勝クラスから一気の3連勝でオープン入りを決めた。
「快速牝馬」クランフォードが3連勝でオープン入り!
芝1400mのレース。好スタートを切ったクランフォードと鞍上の西村淳也騎手は外のサウンドブライアンにハナを譲り、ピタリと2番手につける。ただ、刻まれた600mの通過タイムは33秒フラット。芝1200mで争われた昨年のスプリンターズS(G1)でさえ同33秒3だったのだから、どれほどのハイペースか想像できるだろう。
実際に逃げたサウンドブライアンは10着、道中でクランフォードに並ぶような位置にいたビアイはシンガリ14着まで沈んだ。しかし、クランフォードは最後の直線で先頭に立つと脅威の粘り腰を披露。2着に半馬身差をつけてそのまま押し切ってみせた。
「ペースがかなり速かっただけに、最後は後続に飲み込まれるのではないかとハラハラしましたが、直線で見せた二枚腰は素晴らしいものがありました。レース後には『前半3ハロンが33秒というのを見て厳しいかなと思ったが、押し切るんだからやはり能力の高い馬』と、(クランフォードを管理する)昨年のリーディングトレーナー・杉山晴調教師も絶賛していましたよ。
これで晴れてオープン入りとなったクランフォードは、7戦4勝2着2回という完璧に近い成績。2月のマーガレットS(L)で唯一連対を外していますが、このときは返し馬で放馬するアクシデントがあったんですよね」(競馬記者)
また、勝ちタイムの1分19秒0は中京のコースレコードであり、芝1400mの日本レコードタイ。同じ時計を記録しているママコチャは昨年のスプリンターズSを制しており、ウリウリ、マグナーテンも重賞を複数勝利しているのだから、クランフォードもこの先が非常に楽しみになったといえる。
ちなみに、この3頭は古馬になってから1分19秒0のタイムをマークしたのだが、クランフォードは3歳夏の時点で叩き出してしまったのだから末恐ろしい限りだ。
「一戦一戦成長していて、関係者が長い時間をかけて調整してくださったのが大きいです。今後は大きいところを目指していきたいですね」
レース後、騎乗した西村淳騎手はクランフォードとともに大舞台を見据えるコメントを残している。快速牝馬がこの先、どこまで突き進むこととなるか注目したい。
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