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もう「知らんけど」じゃすまない5戦連続1番人気!デビュー戦で藤田菜七子が騎乗した珍名馬がエリザベス女王杯参戦か

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藤田菜七子元騎手 撮影:Ruriko.I
藤田菜七子元騎手 撮影:Ruriko.I

 ついに待ちに待ったG1挑戦だ。

 27日に天皇賞・秋(G1)が開催され、秋のG1シリーズも今週は中休み。次のG1は11月10日のエリザベス女王杯(G1)となる。

 そしてそのエリザベス女王杯の登録馬で一際存在感を発揮しているのが、シランケド(牝4、栗東・牧浦充徳厩舎)である。

デビュー戦で藤田菜七子が騎乗

 母父にディープインパクトの血が入る珍名馬はデクラレーションオブウォー産駒。関西の方言から取っている「知らんけど。知らないが」という馬名も気になるが、デビュー戦を6番人気で9着に敗れ、2戦目の未勝利も取消。初勝利を挙げた3戦目の3歳未勝利でも12番人気と無名に近い存在だった。

 しかし、6番人気で3着に入った4戦目の1勝クラスを挟んで出走した紫苑S(G2)を9番人気で3着に好走。格上の馬を相手に後方から鋭い末脚を伸ばし、秋華賞(G1)の優先出走権を手に入れることに成功した。

 残念ながら連戦の疲れで体調が整わなかったこともあり、秋華賞の出走は叶わなかったものの、管理する牧浦師が「将来性のある馬なので」と評した通り、紫苑Sの善戦を契機に本馬に対するファンの評価もガラリと一変する。

 先日の魚沼S(3勝クラス)で1番人気に応えて勝利したシランケドだが、実は紫苑S後に出走した自己条件で5戦連続1番人気に支持されるようになっていたのだ。デビューから6番人気→取消→12番人気→6番人気→9番人気と見向きもされなかった馬が、まるで別馬のような大人気馬に変身。ここまで変わると、もう「知らんけど」ではすまされないだろう。

「実はこの馬、デビュー戦で藤田菜七子元騎手が騎乗していたんですよね。コンビを組んだのはこの1回のみですが、藤田元騎手も将来G1に出てくるような馬になるとは思っていなかったかもしれません。

3戦目から手綱を取った国分恭介騎手は、持ち味を生かした好騎乗で結果を残していましたが3走前からM.デムーロ騎手へと乗り替わり。国分恭騎手には少し気の毒ですが、デムーロ騎手が騎乗してから自在性のあるレースを見せているため、手も合っているのでしょう」(競馬記者)

 さすがにまだ3勝クラスを勝ち上がったばかりで家賃が高い印象も拭えないのだが、今年のエリザベス女王杯は豪華メンバーだった天皇賞・秋に比べれば、G1勝ち実績のある馬もレガレイラとスタニングローズ程度。2頭の近走の凡走を考えれば絶対的な存在とは言い難く、出走全馬にチャンスがありそうだ。

 このまま無事出走に漕ぎつけられるようなら、3歳秋に断念せざるを得なかった晴れ舞台への参戦が叶うシランケド。ついにG1タイトルを手にし、その名を全国に知らしめる時がやってくるか。……知らんけど。

GJ 編集部

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