真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.08.07 09:27

ソウルスターリングに欧州遠征プラン浮上!世界最強の「天才少女」エネイブルとの親子2代にわたる”因縁”の対決なるか
編集部
というのもソウルスターリングとエネイブルが同世代の3歳牝馬というだけでなく、両馬の父にあたるフランケルとナサニエルも同世代となり、お互いの引退レースとなった2012年の英チャンピオンSで激突するなど、当時の欧州の覇権を争っていた間柄だったからだ。
当時の直接対決ではフランケルがナサニエルを4馬身以上ちぎり捨て、実力の差を見せつけた。しかし、あれから5年……ナサニエルを手掛けたJ.ゴスデン調教師は、父を超える「天才少女」を誕生させたというわけだ。
ナサニエルの初年度産駒の英国馬エネイブルは、キャリア3戦で挑んだ英オークスを5馬身差で圧勝。続く愛オークスも5馬身差半と、同世代の牝馬をまったく寄せ付けないまま世代の頂点に立つ。すると、前走のキングジョージ6世&QESでも、今度は古馬の一流どころを相手に4馬身半差の圧倒的な内容を見せつけている。
まだ1年後の話となるが、順調にいけばエネイブルが来年のキングジョージ6世&QESに連覇を懸けて出走する可能性は高く、ソウルスターリングとの”世界対決”も決して夢物語ではないということだ。
ソウルスターリングにしても、今春は桜花賞こそ足をすくわれた格好だが、続くオークスを快勝。勝ち時計の2:24.1はオークス歴代2位のタイムであり、その上には牝馬3冠を始めG1を7勝し昨年、殿堂入りを果たしたジェンティルドンナしかいない。これだけを見ても、すでに歴史的名牝の器にある可能性は大いにありそうだ。
果たして、日英の女王対決は実現するのだろうか。世界を股に掛けた壮大な物語だが、仮にもし実現すれば、その時は世界最強”牝馬”決定戦ではなく、牡馬も含めた「世界の頂上決戦」になっているのかもしれない。
PICK UP
Ranking
11:30更新「最強マイラー」に降りかかった予想外の火の粉…「名義貸し」の発覚したオーナーは馬主資格をはく奪、不運の名馬トロットサンダー【競馬クロニクル 第41回】
「そういえば、ビリーヴは牝馬やったな」から20年…「JRA賞」の栄誉は孫世代へ
「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 岩田望来「素行不良」で追放されても重賞4勝目ゲット! 減量トラブルや夜遊び発覚した「問題児」が干されなかったワケ