GJ > 競馬ニュース > ソウルスタ欧州遠征プラン  > 2ページ目
NEW

ソウルスターリングに欧州遠征プラン浮上!世界最強の「天才少女」エネイブルとの親子2代にわたる”因縁”の対決なるか

【この記事のキーワード】, ,

 というのもソウルスターリングとエネイブルが同世代の3歳牝馬というだけでなく、両馬の父にあたるフランケルとナサニエルも同世代となり、お互いの引退レースとなった2012年の英チャンピオンSで激突するなど、当時の欧州の覇権を争っていた間柄だったからだ。

 当時の直接対決ではフランケルがナサニエルを4馬身以上ちぎり捨て、実力の差を見せつけた。しかし、あれから5年……ナサニエルを手掛けたJ.ゴスデン調教師は、父を超える「天才少女」を誕生させたというわけだ。

 ナサニエルの初年度産駒の英国馬エネイブルは、キャリア3戦で挑んだ英オークスを5馬身差で圧勝。続く愛オークスも5馬身差半と、同世代の牝馬をまったく寄せ付けないまま世代の頂点に立つ。すると、前走のキングジョージ6世&QESでも、今度は古馬の一流どころを相手に4馬身半差の圧倒的な内容を見せつけている。

 まだ1年後の話となるが、順調にいけばエネイブルが来年のキングジョージ6世&QESに連覇を懸けて出走する可能性は高く、ソウルスターリングとの”世界対決”も決して夢物語ではないということだ。

 ソウルスターリングにしても、今春は桜花賞こそ足をすくわれた格好だが、続くオークスを快勝。勝ち時計の2:24.1はオークス歴代2位のタイムであり、その上には牝馬3冠を始めG1を7勝し昨年、殿堂入りを果たしたジェンティルドンナしかいない。これだけを見ても、すでに歴史的名牝の器にある可能性は大いにありそうだ。

 果たして、日英の女王対決は実現するのだろうか。世界を股に掛けた壮大な物語だが、仮にもし実現すれば、その時は世界最強”牝馬”決定戦ではなく、牡馬も含めた「世界の頂上決戦」になっているのかもしれない。

ソウルスターリングに欧州遠征プラン浮上!世界最強の「天才少女」エネイブルとの親子2代にわたる”因縁”の対決なるかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 交通事故で乗り合わせたすべての馬が死亡……度重なる危機を奇跡的に乗り越え、最後は年度代表馬に。人知を超えた「奇跡の馬」サンデーサイレンス【前編】
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」
  6. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?